名前:O様
年齢:30代
所在地:十勝市
買取した商品:珊瑚 置物 谷口康隆 恵比寿 大黒 朱赤珊瑚 桃珊瑚 彫刻 計109g
買取した品物のご紹介
本日お買取りさせて頂きましたアイテムはサンゴの彫刻になります。
赤珊瑚を恵比須様と大黒天様の形に掘り出し台座に載せている縁起物の置物です。
ご実家に仕舞い込んでいた置物だそうですが、特にO様は詳細を知らなかったようです。
一応作家さんの名前が書いてあったので高いのではないかと詳細が知りたいために弊社にご依頼頂きました。
状態
彫刻の状態を拝見していきます。
何かの拍子にて台座から外れてしまったようで、足の裏に接着剤の跡がありました。
また台座の方にも接着剤の跡が見られました。
今回は作家さんが手彫りで掘っている彫刻品なので、細かく拝見していきます。
折れている場所や欠けている場所が一カ所でもあると査定額が大幅に下がってしまうのが現状です。
たとえ綺麗に接着剤で修復できたとしても、サンゴから削りだされた完品には勝てなくなってしまうからです。
査定額
¥300.000-
捨てるよりかはとお持ち頂いたので、大変驚かれておりました。
素材がサンゴだった事や有名な作家さんの作品であったことをご説明させて頂きました。
自宅に置いておいても今後飾らないだろうとの事でご売却頂く形となりました。
査定ポイント紹介
査定ポイントのご紹介をします。
今回の彫刻は谷口康隆さんの作品でした。
高知県珊瑚名作展高知県知事賞や国際珊瑚展入賞といった経歴を持つ彫刻家さんです。
サンゴの名産地である高知県で活躍されており優れた彫刻技術を用い、サンゴに仏像や龍といった彫刻を施しております。
一般の何も銘の無いサンゴの彫刻品と作家さんが作った物では大幅に査定額が変わります。
今回の作家さんは賞を受賞しており、知名度もある事ながら中古市場での人気も高いです。
次にサンゴとしての質はどうかを拝見していきます。
色味は赤珊瑚といえるカラーリングをしております。
サンゴは赤みが強ければ強いほど希少価値が高く、高額査定と繋がります。
一番高額査定になるサンゴは血赤珊瑚と呼ばれる物になります。
宝石類に関しましては黒みが強いと評価が落ちますが、サンゴに関しましては真逆になります。
少しどす黒い赤色が一番希少価値が高く、色味だけで桁が変わるほどです。
今回の珊瑚はお写真からでもわかりますようにそこまで黒さを感じませんので赤珊瑚という評価になりました。
次に虫食いやふがあるかどうかです。
ふとはサンゴにとって骨のようなものであり、白くなっている部分を指します。
虫食いは表面に穴が開いてしまっている状態の事ですが、若干虫食いされている部分がありました。
さほど目立たない物ではありましたので大幅な減額とはなりませんでした。
2体で100g以上ありましたので、個々に比較的太い原木から削りだされたことが伺えます。
作家さんの知名度、サンゴの色合いからトータルの査定額をお出ししお伝えさせて頂きました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご自宅にある置物や骨董品が思わぬお値段になる場合がございます。
素材が不明な場合や、作家さんを全く知らない場合でも弊社にお気軽にお問い合わせいただけましたら、無料で査定させて頂きます。
お気軽にご相談ください。