名前:A様
年齢:50代
所在地:桶川市
買取した商品:エメラルドリング4ct Pt900 13g
買取した品物のご紹介
今回ご依頼頂いたアイテムはエメラルドリングとなります。
お母様から頂いたアイテムで、10年以上使用しておらず、タンスに眠った状態だったので、今回思い切って査定に来たとの事です。
エメラルドは5月の誕生石で石言葉は「幸福」と「愛」です。
希少価値の高い四大宝石(ダイヤモンド、サファイヤ、ルビー)のうちの一つで、かの有名なクレオパトラがエメラルド鉱山に自身の名を付けたほど愛したと言われています。
何千年もの間、人々の心を癒してきたエメラルドは、深い鮮やかな緑色が魅力の美しい宝石です。
状態
エメラルドの表面や状態を細かく拝見させて頂きました。
上記に画像では分かり辛いですが、内包物が少なく透明感がある状態のエメラルドでした。
内包物が少ないほど高額査定になる傾向があります。
続いて裏側を見てみましょう。
リングの下部分(pt)に擦り傷が見られ若干のマイナスとなりますがそれ以外は、綺麗な状態でした。
査定額
¥170,500
今回のアイテムは、ムラが少なく透明感、テリの部分で高評価し上記の査定金額を出させて頂きました。
A様はある程度ネットでリサーチし、いっても5万程度と思っていたらしく大変喜ばれておりました。
査定ポイント紹介
エメラルドは大きな石が流通しており、ある程度の大きさ(5ct以上)から価格が横ばいになる傾向があります。
ただ大きいだけでは、高額査定にはならず、カラット(重さ)、カラー、クラリティ、カット、原産地、処理なども含めての総合評価によって決まります。
カラット(重さ)、大きい方が金額はあがりますが、上記に記載通り他のポイントも加味した総合評価になります。
カラーは、4つ(色相、明度、彩度、ムラ)のポイントで見ています。
色相は、光スペクトルで表現されるような黄、青、緑などの色相のことです。
明度は、色合いの濃淡のことです。濃すぎても、薄すぎても評価が下がってしまいます。
彩度は、色の鮮やかさのことです。
ムラは、一部分が極端に濃かったり、薄かったりすると評価が下がります。
クラリティは、確立された評価基準がなく、業界的には「透明感」「テリ」という、
主観的な判断になります。
カットは、4つの角が欠けないようにファセット面にカットされたステップカットと呼ばれるものが多いです。このカットのスタイルはエメラルドカットとしても知られています。
中にはオーバル、ペアシェイプあるいはカボションカットのエメラルドもありますが、いずれにしても、石に適したカットかどうかが評価のポイントになります。
まとめ
上記に記載した通り、エメラルドのようなカラーストーン(色石)は、ダイヤモンドと異なり明確な品質評価基準は存在しません。
その為、鑑別する人の経験、好み、感性といった主観的な要素が影響し、評価が変わることが多いのが現状です。
また、ダイヤモンド、ルビー、サファイアに比べ衝撃に弱い色石の為、取り扱いに注意が必要です。
使用していないカラーストーンがありましたら、宝石の街で13年の実績を持ち弊社にご相談ください。