名前:T様
年齢:70代
所在地:福島県喜多方市
買取した商品:日本刀 わきざし 在銘 表:因州住兼先作 長さ 46.1cm 刀身重量 約377g 錆びあり 刃こぼれ 小柄付き 認定書 日本美術刀剣保存協会
買取した品物のご紹介
今回は日本刀のわきざし在銘を買取しました。
状態
長さ 46.1cm、刀身重量 約377gのわきざしです。
昭和50年に発行された登録証も添付しています。
日本美術刀剣保存協会の認定書も付属しています。
刀装具の状態です。
在銘 表:因州住兼先作の刻印があります。
刀身にはいくつかの錆びや刃こぼれが見られます。
小柄小刀が付いています。
査定額
¥50,000
査定ポイント紹介
因州住兼先作という名前の日本刀は江戸時代に作られたものです。
その刃長は約46.1cm、刀身重量は約377gです。
この刀は錆びがあり刃こぼれが見られますが小柄も付いています。
銘の因州住兼先とは因州、現在の鳥取県で兼先の初代は大和の住人で二代が濃州関で兼元の門人となりました。
三代は備前に移住、四代は岡山藩工として刀を作刀しました。
五代が鳥取に移住し末代の明治時代まで作刀をしています。
今回は日本美術刀剣保存協会の認定書が付属してありますが特別保存刀剣などの明記は入っていません。
脇差は一尺以上二尺未満の日本刀です。
時代劇で武士が大小二本の刀を腰に差していますが一本は刀でもう一本は脇差を指しています。
この刀と脇差大小二本の刀剣を指すというのは武家諸法度によって定められた正式な装備です。
武家諸法度とは徳川幕府が諸大名に対して発令した法令なのでこのルールが定められたことにより脇差の需要が大きく上がりました。
脇差が高く売れるかどうかは在銘や状態によっても変わりますが、高い買取金額も十分に期待できます。
補助的な装備とはいえ刀とセットで装備しなければならなかったこともあり刀工の作品も多く存在し刀や太刀程ではありませんが刀剣類の中でも人気が高く需要の高さもあります。
高い脇差であれば数十万の値段が付く脇差もあります。
高く売れる脇差のポイントは在銘か無銘かどうかですが、在銘であれば登録証か鑑定書に記載された優秀な刀工が作った脇差だと認定されていますので高価買取が期待できます。
認定書や鑑定書に保存刀剣や特別保存刀剣の認定があれば希少価値もあり有名な刀工であるため更に高価買取が期待できます。
また刀装具に彫りや造形が精巧な鍔や柄の作りが良く鞘の装飾に金彩が使用されている脇差は基本的に質の高いものなのでこちらも高価買取が期待できます。
次は状態ですが刀身に錆びや刃こぼれが無く美しく輝いている刀ほど査定は高くなります。
今回買取しました因州住兼先作の脇差は日本美術刀剣保存協会の認定書が付属してありましたが特別保存刀剣などの認定は入っておらず希少価値が上がる銘とまではいかなかったことと刀身に錆びや刃こぼれが見受けられた点から¥50,000の買取となりました。
刀身の状態が良ければもっと買取価格も高くなった脇差でした。
まとめ
日本刀の脇差の売却を検討している方はまずは登録証の有無を確認してください。
登録証があれば問題ありませんが登録証がなければ所持しているだけでも銃刀法違反となり買取業者も査定買取が出来ません。
登録証がある日本刀の査定買取はやはり当店の様な日本刀の買取実績が多く高額買取を行っている買取業者をおすすめ致します。