名前:U様
年齢:70代
所在地:東京都 江東区
買取した商品:日本刀 無銘 長さ65.8cm 刀身重量約672g 錆あり 刃こぼれ
買取した品物のご紹介
今回ご紹介させていただくお品物はこちらになります。
日本刀になります。
お父様のご自宅にありましたがお父様がお亡くなりになり家に置いておいても危険なのでお売りになる事を決断されたとの事です。
形見として保管しておくことも考えましたがお子様やお孫様もいらっしゃるので万が一何かが起こってからでは遅いと言う事も踏まえ家族会議をした結果、御処分される事になり弊社へお問い合わせがありましたのでご自宅までお伺いさせていただき出張買取として訪問させていただきました。
状態
それでは状態から見ていきましょう。
登録証に記載されておりますが内容が合致しているか念のために調べます。
刃の長さは65.8cmと登録証に記載されている長さと合致しています。
先端から持ち手の部分を隅々まで見ます。
先端部分は錆がなく綺麗に見えますが経年劣化による錆が所々に見られました。
また、刃物の刃先が欠けたり摩耗したりすることを刃こぼれと言い、その刃こぼれも見られます。
鍔なども経年劣化により錆が生じています。
銘と認定書の相違は見られませんでした。
査定額
¥90,000-
査定ポイント紹介
日本刀の査定ポイントをご紹介していきたいと思います。
①刃物部分に傷や錆の有無、先程ご説明をした『刃こぼれ』の確認が必要です。
②刀匠の銘が入っているかいないかを確認します。
刀匠の銘が入っている場合、その刀匠の名声や作品の評価が重要になります。
要は有名な刀匠の作品であれば価値が高くなります。
③制作された年代も査定額に影響します。
古い時代の刀は比較的に価値が高い事があります。
④刀の製造に使用された鉄や鋼の質、使用されている装飾も影響します。
⑤ハンドルや印章などの付属品が完備していると査定額が上がることがあります。
今回は刀匠の銘が入っておらず無銘でありましたので価値としては少々下がってしまいました。
しかし、この中で一番重要な事は状態です。
傷や錆がなく刃こぼれもない状態であれば査定額は大きく上がります。
査定額を上げるためには状態を良い状態に保つことです。
私達が唯一できる事なのでメンテナンスは時期を見ながら行っていきましょう。
まとめ
今回は日本刀についてご案内をさせていただきました。
ご自宅に日本刀があることに気が付きましたらご売却するしない関係なくまずは状態を見てメンテナンスのやり方を学びましょう。
刀を綺麗にする作業は難しい作業ではありません。
誰でもできる事なのでやってみましょう。
損する事ではないと思います。
万が一、分からないことがありましたら弊社までお問い合わせください。
査定員が誠心誠意ご説明をさせていただきます。