名前:S様
年齢:70代
所在地:船橋市
買取した商品:pt900 エメ 6.9g 1.19ct 0.37ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせていただいたアイテムはこちらになります。

こちらのアイテムはpt900 エメ 6.9g 1.19ct 0.37ct になります。
お若いころにご自身でご購入されたそうですが、少しずつ整理を始めたとのことでお持ち込みいただきました。
商品の状態を見ていく前に高価格がつきやすいエメラルドはどんなものなのか、査定のポイントもふまえてご説明いたします。
エメラルドはダイヤ・ルビー・サファイアと並ぶ「世界四大宝石」のひとつといわれています。
1. 色(Color)
エメラルドの価値を決める最大の要素は「色」です。最も高く評価されるのは、深みのある鮮やかな緑色を持つ石です。明るすぎる緑や、逆に黒っぽく沈んだ色合いの石は評価が下がります。また、ほんのり青みを帯びた透明感のある緑は特に美しく、希少性が高いため、高額査定につながります。
2. 透明度(Clarity)
次に重要となるのが透明度です。エメラルドは本来、多くの内包物(インクルージョン)を含む宝石ですが、それでも肉眼で大きく目立たないものや、石の美しさを損なわないレベルのものは高く評価されます。逆に、ひび割れや濁りが目立つと、大きなマイナス要素となります。
3. サイズ(Carat)
大きさも重要な査定基準です。エメラルドは1カラットを超えたあたりから評価が上がりやすく、2カラットを超えるとさらに希少性が増します。ただし、大きいからといって必ずしも高額になるわけではなく、色や透明度が伴っていることが前提です。
4.カット(Cut)
カットの良し悪しも査定に影響します。エメラルドは衝撃に弱く割れやすい石のため、「エメラルドカット」と呼ばれる長方形のステップカットが主流です。プロポーションが整っており、輝きや透明感が引き立つように仕上げられている石は、より高評価を受けます。
5. 原産地(Origin)
産地もまた重要な判断材料です。特にコロンビア産は世界最高峰とされ、深みのある鮮やかな緑と透明感を兼ね備えているため、高額査定の対象となります。中でも「ムゾー鉱山」の石は特別に評価が高い傾向があります。ザンビア産も青みを帯びた美しい緑が特徴で、近年では高評価されています。一方でブラジル産はやや淡い色が多く、価格は落ち着く傾向があります。
5. 処理の有無(Treatment)
また、処理の有無も大きなポイントです。エメラルドは通常、透明度を高めるためにオイルを染み込ませる「含浸処理」が行われていますが、これは一般的な処理なので大きなマイナスにはなりません。ただし、樹脂を使った強い処理や、過度な含浸がある場合は評価が下がります。逆に、処理がごく少ない、あるいは無処理のエメラルドは非常に希少で、特別に高い価格がつきます。
それでは実際の商品の状態をみていきましょう。
状態
こちらのエメラルドは深みのある良好な緑ではありますが、エメラルドの基準といたしましては濃すぎる色合いとなっております。このお色味ですと標準〜明るめの鮮やかな緑より評価が落ちやすくなってしまいます。

透明度に関してはインクルージョンは見えますが、エメラルドとしては標準的で許容範囲です。色むらも見られますが含侵処理やトリートメントが施されていない天然のエメラルドになります。
また、サイズに関しましても1ctを超えているため大粒で需要が高いのがポイントです。
土台部分はPt900を使用しており6.5gほどあります。

これらをふまえ査定額は以下になります。
査定額
60,500円
査定ポイント紹介
1、エメラルドの色味は濃いですが1.19ctと大ぶり。
2、インクルージョンはあるが標準的。
3、土台にプラチナが使われている。
まとめ
お客様より持ってきてよかったと喜びの声をいただきました!お客様に喜んでいただけることが一番嬉しいです。
当社では宝石や貴金属以外にも、テレカや古銭、ゲーム機まで幅広くお買取りしております。なにか気になることがありましたらお気軽にご連絡ください。

















