宝石買取実績 ガーネット リング 3.98ct
お客様情報
お客様: K様
所在地: 京都府
年齢: 60代
買取方法:出張買取
売却品: ガーネット リング Pt900 8.4g G3.98ct D0.43ct
ガーネットリング買取を依頼した理由
このリングは、K様がお勤めをされていた時に会社によく来る宝石商の方から勧められ、付き合いで購入された物だそうです。
その宝石商の方はK様が1月生まれだという事を知っていたようで、1月の誕生石であるガーネットをK様だけに何度も勧めたそうです。
付き合いで買ったものの全く使わずに数十年、この指輪の存在すら忘れていたのに、先日タンスの整理をしていたら古い宝飾品が入った箱が出てきて、その中にこの指輪があったそうです。
使う事もないという事で、今回他の宝飾品と共に査定の依頼をいただきました。
買取価格
ガーネットリング買取金額 ¥33,500-
ガーネットリング査定したポイント
今回の査定の中でポイントとなるのは、やはり指輪の中心に据えられているガーネットの価格がどれくらいになるかという事です。
K様のガーネットは濃い赤色のものですので、ガーネットの種類としてはアルマンダイトとなります。
今回の指輪に付いているのは3.98ctという事ですが、アルマンダイトガーネットの中では特別に大きいサイズの石ではありません。
ダイヤモンドやルビー等の他の宝石を基準に考えると3.98ctは大きい石のように感じますが、10カラット以上のアルマンダイトガーネットも多く見受けられますので、3.98ctというのは普通の大きさになります。
日本ではガーネットというと濃い赤色のアルマンダイトガーネットが代名詞のようになっていますが、ガーネットは色や含有金属元素によって7種類もしくは5種類に分類される(地域によって違います)宝石で、その中で今回の濃い赤色のガーネットは一番産出量が多く希少性が低いガーネットになりますので、宝石自体の価格もそれほど高額にはなりません。
分類でいうと希少性の高くないガーネットでしたら、K様のガーネットは色も鮮やかでテリや透明度も良いものでしたので、精いっぱいのお値段を付けさせていただきました。
ガーネットリング買取 まとめ
先にも書かせていただきましたが、日本ではガーネットというと濃いレッドの宝石をイメージされる方が多いと思いますが、ガーネットというのはブルー以外のほとんどの色の石があります。
レッドの他にオレンジやイエロー、グリーン等、ガーネットが結晶化する際にどんな金属が含有するかによって様々な色になります。
同じガーネットでも色や輝きやテリ、どこで採掘されたのかによって、価格に数十倍数百倍の差がつきます。
ガーネットの分類の仕方は地域によって多少違うのですが、日本では5種類に分類される事が多いです。
一番高い評価のガーネットはデマントイドというものになります。
デマントイドガーネットは、黄緑色?のような淡いグリーンで輝きが強いのが特徴です。
デマントイドは採掘量が非常に少なく希少なので、1カラット100万ドルの値が付くこともある宝石です。
デマントイドの次に高い評価なのが、デマントイドより濃いグリーン色のツァボライトです。
ツァボライトガーネットはケニアのツァボ国立公園エリアで採掘されたガーネットですが、あの「ティファニー」が命名し、ティファニーのジュエリーに採用された事によって世界中に広まりました。
次に高い評価なのは、赤基調にオレンジ色の輝きを併せ持つスペッサータイトです。
スペッサータイトガーネットは基本的には赤い色味のガーネットなのですがオレンジの色味を持った物も産出されていて、このオレンジが鮮やかな物を「マンダリンガーネット」と呼び高い評価がつくことが多いです。
スペッサータイトの次に高い評価なのがロードライトです。
ロードライトガーネットは、赤いガーネットなのですが若干紫色に近いのが特徴です。
ロードライトの中では薔薇の赤い花びらのように鮮やかなものが人気があります。
アルマンダイトガーネットは一番評価の低い5番目となります。
一番評価の高いデマントイドガーネットと一番評価の低いアルマンダイトガーネットだと100倍以上の価格差になる事があります。