こんにちは。
ラフテルの鑑定士の半田です。
当店では一角(イッカク)の高価買取を行っています。
今回は5.34kgの一角を買取させていただきました。
全長は223cmあります。
お客様は50代の方で家の整理をしたいと思い、インターネットで当店を見つけられて査定・買取をご依頼いただきました。
他にも置物や屏風などの工芸品もありましたが、こちらの一角は床の間にそのまま飾られていましたが、それが一角である事をお客様はご存知でした。
当店は一角の買取実績は多いのですが、決して通常品ではありません。
イッカクとは
まずは、一角とはそもそも何でしょうか?
一角とは一角鯨の角です。
一角鯨は北極海に生息する鯨の仲間で、ハクジラ亜目のイッカク科に分類され、シロイルカと近い種だと考えられています。
一角と聞くと長い角をイメージする方もいると思いますが、角ではなく牙なのです。
牙があるのは基本的にオスとされていますが、中には牙が2本あるオスや牙のあるメスがいるとされています。
一角の特徴は色は白やクリーム色のようで、らせん状にねじれた形が特徴です。
また根元付近は空洞になっている部分もあり、そこは厚さが薄いため、割れや欠けの破損が起こりやすく破損がないものほど査定の評価は上がります。
現在ではワシントン条約により、イヌイットが食用とするだけの捕獲以外は禁止されており、一角の市場取引も禁止されています。
そのため希少価値が上がり、一角は高価買取の対象になっています。
一角の査定ポイント
一角の査定のポイントは長さが重要で、他にはキズの有無や変色の有無などの状態にもよります。
ラフテルでの買取
今回の一角の買取は長さが223cmと300cmまでは無かったものの、状態の良さから
¥800,000 の高価買取とさせてもらいました。
300cm を超えていれば更に高額査定になっていたでしょう。
一角は量が少なく希少な為,中古市場でも出回ってないのが現状です。
当店では一角の買取は業界でも非常に高い買取を致します。
また一角の牙は象牙の牙と違ってワシントン条約で規制されていますが、登録票がなくても買取が可能です。
象牙の牙のように登録票の取得は必要ありませんので、ご自宅に一角の牙のようなものがございましたら、是非とも当店までご連絡ください。
是非、一角らしきものがご自宅にある方はラフテルまでご連絡ください。