宝石買実績 パライバトルマリン トップ Pt900
お客様情報
お客様: S様
所在地: 埼玉県
年齢: 60代女性
買取方法: 行商買取
売却品: パライバトルマリン トップ Pt900 6.2g 1.19ct
買取を依頼した理由
約20年前に宝石業界でも話題になっていたパライバトルマリンを宝石店に勧められて購入。
当時、“幻の宝石”だと言われて、他の宝石には無い透き通るような美しいブルー色に魅せられたとの事。
宝石が好きで、これまでもダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、バイカラートルマリンなども集めたようですが、この色のトルマリンを見たのは初めてだったとの事。
リングよりも胸元につけたいとの事からペンダントトップを選んだそうです。
他のデザインもあったが、パライバトルマリンだけでは寂しく、回りにある程度ダイヤモンドを使っていたデザインとセンターのパライバトルマリンはこだわって1ctupをチョイスしたそうです。
買った時の値段は確か70万くらいだったようで、今ではどれくらいの価値や査定が付くのか興味があり、弊社の折込チラシの色石の高額査定の例を見て、査定を依頼。
この製品を気に入ってはいるが、今はダイヤ製品を着ける事が多く、パライバトルマリンは着けて楽しむ事もなくなったそうです。
買取価格
買取金額 ¥160,000−
査定したポイント
今回のパライバトルマリンは中石の大きさが1ctありますが、正直この大きさのパライバトルマリンは市場でも50~100万前後で出回っているものです。
なので大きさに関しては特別な価値があるわけではありません。
これが5ct、10ctアップとなれば別の話になるでしょう。
パライバトルマリンは大粒の石が産出が少なかったということで大粒の石には希少価値がありますが、1ct前後の石はかなり産出されているのです。
今回のお客様のお持ちのパライバトルマリンはパライバブルーではあるのですが、色は薄く、中に白い内包物が目立つ石でした。
お客様には石の大きさと、品質の話をさせてもらい、買取ですので買われた値段より当然下がってしまう事を納得いただいた上で、中石代、ダイヤ代、地金代を含めて¥160000での買取をさせていただきました。
パライバトルマリン トップ買取 まとめ
パライバトルマリンの本来の産出地はブラジルのパライバ州にあるパターリャ鉱山です。
この鉱山から1989年に偶然に発見され、以後唯一パライバトルマリンを産出する鉱山として有名になりましが、順調に産出が続いたのはわずか1年程でした。
今でもパターリャ鉱山での産出が証明されたパライバトルマリンは特別な価値がありますが、こちらで産出されるパライバトルマリンは色は濃く、ネオン色も強いのですが、インクルージョンが入りやすい特徴がありました。
2000年以降にアフリカのナイジェリアや同じアフリカのモザンビークでも産出が始まったのですが、パライバ州で産出されるものより多少色が薄いものが多く、本来のパライバトルマリンに近い良質なものは一部でしか産出されず、量も多くない状況でした。
一方でパライバ州のパターリャ鉱山は現在ではほとんど採れてないようです。
このように良質で大粒な石の産出量が少ない事から幻の宝石と言われるようになったのです。
パライバの青色はパライバブルーともよばれ南国の海の色のような色と表現される透き通った水色が特徴の石です。
同じパライバトルマリンでも、4ctもあるような大粒だけど、アクアマリンのように色が薄いものと、2ctだけど濃い水色のものでは、濃い水色のほうが価格的にも価値がつきます。
深い水色で透明感が高く、テリが美しいものが一級品と言われます。
買取の評価でも、4ctアップで上質なものには、希少価値もついてますので、もしお持ちの方がいらっしゃれば、一度査定をしてみるのもいかがでしょうか。