お客様情報
お客様: N様
所在地: 東京都
年齢: 50代女性
買取方法:店頭買取
売却品: 珊瑚 リング(K18) 7.8g 13.6mm
買取を依頼した理由
こちらの珊瑚は亡くなられたお母様のご遺品を整理していたところ、アクセサリーボックスにしまわれていたものを見つけられたそうです。お母様が生前使われていた記憶がないことや話を聞いた覚えもないため、思い切って買取に出してみようと思い、当店にご依頼をいただきました。
珊瑚買取に関する詳細は「珊瑚買取ページ」をご覧ください。
買取価格
買取金額 ¥45.000-
珊瑚の査定を行うポイント
今回のN様がお持ち込みいただいたのは珊瑚のリングです。リングの土台部分は18金で作られているため、珊瑚と金の両方の査定を行なわせていただくことになります。
まずは珊瑚が本物であるかどうかの鑑定を行います。
見分けるポイントは珊瑚の色、状態、表面にある傷や模様などをよく観察します。
珊瑚は偽物が大変多く出回っており、特にリングは土台に固定してしまうため、その真贋を見分ける鑑定の技術が必要です。
珊瑚の色はカラーグレードという色見本に照らし合わせて行います。もっとも赤が強い珊瑚は「血赤珊瑚」と呼ばれ、とても希少価値の高いものです。血赤珊瑚から少しずつ色が薄くなり、赤から桃色まで色が変わるとカラーグレードも下がっていく仕組みになっています。
次に珊瑚の状態を確認します。表面に目立つ傷はないか、また「フ」と呼ばれる白い模様や縞模様はないか、「ヒ」と呼ばれる亀裂はないかなどを確認します。
「フ」や「ヒ」は天然の珊瑚に入っていることが多く、逆に偽物の珊瑚には見られない模様です。ですから薄く模様が入っていれば、本物の珊瑚だと考えることができます。
珊瑚の見分け方は温度や感触も重要です
珊瑚の色や状態を確認し本物の珊瑚の可能性が高いようであれば、今度は珊瑚をじっくりとさわったり握ってみて、表面のさわり心地や温度の変化を観察します。
天然の珊瑚は深海でゆっくりと年月をかけて育ちます。常温だとひんやりとしたさわり心地で急激な温度の変化はありません。しばらく手の中で握っているとほのかに温かくなり、一度温まるとしばらくはその温度を保つのが特徴です。
少し乱暴な話ですが、天然の珊瑚はライターなどの火でさっとあぶっても、何の変化も起きません。表面がくもったりぷつぷつと溶けることもないのです。
しかしこれが偽物の珊瑚で合成樹脂やガラスで作られている場合、火であぶるとすぐに状態が変化します。
もし本当に偽物の珊瑚かどうかを知りたい場合は、火であぶるというのも一つの方法です。仮に偽物の珊瑚であっても大切にされているアクセサリーは止めてくださいね。
珊瑚の重量と大きさも査定の大切なポイントです
深海でゆっくりと育つ珊瑚は、大きくなるまでに途方もない時間がかかる生物です。ですから大きなサイズや大玉の珊瑚を加工するためには、大きな珊瑚の原木が必要になります。
色や照りも大切ですが、珊瑚そのものの重量やサイズは重く大きくなるほど高値がつく査定となります。
一般的には10ミリを超えると高値となり、20ミリを超えるサイズでは数十万円の査定がつくこともあります。
今回の珊瑚のリングの査定ポイント
今回のN様にお持ち込みいただいた珊瑚のリングは本物でした。
落ち着いた赤色の美しい珊瑚のルースがついており、リングの土台のデザインともよくマッチした、素敵な雰囲気をまとったリングです。
珊瑚本体は表面に美しい照りと色味が出ており大変きれいな珊瑚です。しかしよく見るとルースを支える爪の近くに「フ」が見られること、また小さな穴がありました。これはおそらく風化した穴だと思われます。
これらの傷が目立たないようにリングにはめて加工しており、外からは見えにくくしているとても良いリングですね。
珊瑚の大きさも13.6ミリとややボリュームのある大きさですが、珊瑚の赤色がやや薄いため、ゴージャスになりすぎず使いやすい珊瑚のリングと言えるでしょう。
珊瑚 ルース 買取 まとめ
今回はN様がお母様のご遺品の中から持ってきていただいた珊瑚のリングでした。表面にほとんど傷もなく、日常的に使われていた様子もなかったので、おそらくしまわれていたリングかと思われます。
ご年配の方だともう少しあでやかな赤味の強い珊瑚を好まれる方も多いので、この珊瑚のリングだとややお若い年齢の方が好まれるものかもしれません。
珊瑚の状態も大変よく、今回は45000円という査定金額をお伝えさせていただきました。
このようなご遺品の整理から見つかった珊瑚もていねいな鑑定を行い、ご納得いただける査定金額にて買取をさせていただきます。ぜひ一度、弊社ラフテルまでご相談くださいませ。