宝石買取実績 ルビーネックレス Pt900 7.8g
お客様情報
お客様: H様
所在地: 東京都
年齢: 60代くらいの女性
買取方法:店頭買取
売却品: ルビーネックレス Pt900 7.8g 1.02ct
買取を依頼した理由
御徒町の店頭に来ていただいたお客様は、どうやら叔母からいただいたジュエリーがいくつかあるので、査定してほしいということで、お持ち込みされました。
あまり、ジュエリーで着飾るのは、好まれる方ではなかったので、持っていても仕方ないので、値段がよければ処分したいということでした。
叔母の話だと、当時、デパートで買った時は、いい値段で買ったものだと聞いていたので、一体いくらぐらいになるのか知りたかったらしいです。
それと、デザインが古かったので、誰かにあげたとしても、それを身に着けるようなことはないだろうと考えてもいました。
ほんとうに色石に値段がつくのかわからなかったので、赤っぽい色をしていたから本物のルビーなのかどうなのか確認してほしいとのことでした。
買取価格
買取金額 ¥46,000-
定したポイント
今回、査定したルビーの宝飾品は、加熱処理がほどこされた天然のルビーでした。
本来天然ルビーは、針状のルチルと呼ばれる内包物が見受けられるのですが、このルビーには、ほとんど針状ルチルがなく、砕けたような円形の紋様や細かい綿状の線がはいっていたので、ごく一般的な加熱処理がなされているルビーだと判別しました。
そして、ルビーの査定で重視されているのが、鮮やかな色合いをした真っ赤なルビーです。
市場の取引においては、鮮やかな深紅の色合いで、ピジョンブラッドと呼ばれる真っ赤なルビーですが、これは、ミャンマーで採掘されることがほとんどです。
非常に血色のよい赤味をおびたルビーは、良質の宝石として取引されていますが、ほとんどのルビーは、何かしらの人口処理がほどこされていますので、天然のままの状態の赤味で流通しているルビーは、ごくわずかです。
そのため宝飾品として一般に流通しているルビーの大半が、加熱処理によってきれいな赤味をおびた色合いになっているものです。
しかし、宝石の市場性からいうと、採掘される良質の天然ルビーは、数が少ないことから、人工的な処理をほどこされた天然ルビーであったとしても、ジュエリーとしての価値が下がることはありません。
天然ルビーとして流通しているほとんどのモノが、小さいルビーですので、1カラット以上あるようなルビーは、希少性があります。
このルビーのカッティングは、オーバル・カットと呼ばれる宝石の美しさと重量を保持するためにとてもバランスがとれているオーソドックスな形状に仕上がっています。
これらのジェムストーンのカッティングの良さも査定額に響いてきます。
それらを総合的に判断して、宝石としての価値があるルビーと判定しましたので、この金額で買わせて頂きました。
ルビーネックレス買取 まとめ
色石は、値段が付かない宝石として、市場の需要がないといれていますが、ダイヤモンドのように特定の相場があるような宝石ではないので、査定額を決めるのが、非常に難しい宝石になっています。
そのため現在の市場での取引価格をリアルタイムで把握していくことで、適正価格で色石を買取させていただいております。
本来値段が付かないような色石であっても、マーケットレートを把握しながら、市場の動向を調べていますので、色石に値段を付けることができます。
ルビーは、コランダムと呼ばれる酸化アルミニウムの結晶ですが、ほんのわずかの不純物のクロムを含有することで、真っ赤な結晶に変化します。
この微量なクロムによって、色調が濃くなったり、薄くなったりします。
そして、ルビーの評価点を、あげるならば、色合いと内包物の状態、宝石としての大きさと輝きがあるかどうかを判定します。
いままで査定してきた良質のルビーのほとんどが、アジア圏で採掘されているルビーが多いようです。
おもにビルマ産のピジョン・ブラッド、タイ産のビーフ・ブラッドなどは、鮮やかな赤味をおびているモノが、貴石として重宝されているルビーのようです。
真っ赤な宝石をお持ちのお客様がいらっしゃいましたら、是非いちど、ラフテルの店頭にお持ち込み下さい。