買取した商品のご紹介
本日ご紹介するのはこちらのお品物です。
カメオのペンダントブローチです。
カメオは、貝殻(シェル・カメオ)やメノウ(ストーン・カメオ)などに浮彫りを施した装飾品や工芸品をいいます。
歴史のあるカメオは、ヴィクトリア女王やナポレオン皇帝など、歴史に名を遺す偉人からも愛されていました。
1850年~1880年頃にはカメオの大ブームが起こったとされています。
そのブームに乗り、イタリア、パリ、ロンドンに彫り師が集まり、カメオの優秀な職人が育ったとされています。
現在、市場に出ているカメオ(アンティーク)は、主に18~19世紀頃にフランスで作られたものと言われています。
日本でもカメオは人気が高く、一昔前は高値で取引がされていました。
査定にくるお客様は、「過去に集めていた」という60代前後の女性が多いです。
状態
今回お買い取りさせて頂いたカメオは、作者銘は彫っておらず、証明書もないものでした。
しかし、ほとんど使用されていないようで、状態はとても良好なものでした。
彫刻部分にも傷や汚れもない状態です。
査定額
査定額は54,000円となりました。
査定ポイント紹介
カメオの査定ポイントをご紹介致します。
まず、最も重要になるのは、作者銘が彫ってあるかどうかです。
作者銘があり、尚その作者が有名な方であれば価値が上がります。
また、作者証明書があるとより一層プラスの査定になります。
カメオは真贋が非常に難しいお品物になる為、作者銘が彫ってあってもそれを証明できる作者証明書の有無が重要なポイントになります。
その他の査定ポイントは以下になります。
・素材
シャルかメノウか、また、枠に使用されているのが地金である事が多い為、地金部分に値段がつきます。
今回査定のカメオは、k18 とPt900が使用されていました。
・彫りの細かさやきれいさ
彫刻のものは、その彫刻の繊細さでも価値が変わります。
高度な彫刻の技法が使われているものは価値が高くなります。
・デザイン
カメオに多いのは女性の横顔の他、天使や動物のモチーフなどがあります。
人気のデザインや、作者によってデザインの特徴があったりします。
今回お買取りのカメオは、作者銘がない物でしたが、状態の良さと地金とメレダイヤモンドへお値段をおつけさせていただきました。
まとめ
カメオに限らず、人気の高いお品物はその値段もピンキリです。
カメオは上記でも申し上げた通り、有名な作者の作品も数多く存在します。
ご自宅に眠ってしまっているカメオはございませんか?
是非一度ご相談ください。
ご連絡お待ちしております。