はじめに
2019年10月1日から日本の消費税が8%から10%へと変更されました。
この増税によって金輸入が最近また流行しています。
最近実際にラフテルに来た外人のお客様で金輸入商品を買取してもらおうと来たお客様がいらっしゃいましたのでその写真を使わせて頂きました。
それでは金輸入に関して当記事では触れていきたいと思います。
金輸入の実態調査!!
それではここから増税によって金輸入がなぜ流行するのか、金輸入は実際なんなのか、買取は可能なのかなどを説明していきたいと思います。
増税で地金価格は変化する?
日本の消費税は8%から10%へと増税されました。
この増税により、8%の時に地金を購入した人が10%になってから売却すると2%分儲かる仕組みとなっています。
しかし、地金価格は毎日変動しますので、地金価格が下がっている時に売却をしてしまうと2%のプラス分があった場合でもマイナスとなってしまう可能性があるのです。
多くのお客様からラフテルに「増税したから地金を今売ったほうがいいよね?」というお問い合わせを頂きましたが、これが増税での地金金額変動の実態となります。
金輸入とはなにか・・・
金輸入とは読んで字のごとく金を海外から輸入する行為となります。
これには色々と法律が関わってきますので詳しくご紹介していきます。
まず、海外で金を購入して日本に持ち帰ることは可能です。
法律でも禁止されていません。
日本では海外から日本に入国する際に税関を通ります。
その税関で、輸入が禁止や規制されている品物や、申告が必要な範囲の額の現金などの所持の有無を申告しなくてはなりません。
その申告は「携帯品・別送品申告書」の提出をしなくてはならないのです。
そしてこの税関を通る際に品物に応じた関税や消費税を支払うという形になるのです。
しかし、この時に関税や、消費税を免れるために無申告で品物を持ち込むことを「密輸」といいます。
そして今回紹介する金輸入もこの手順で日本国内に持ち込んだものとなります。
金輸入がなぜ流行っているのか
この答えは2019年10月1日に変更された消費税の増税がとても大きく関係していると言えるでしょう。
消費税の増額によって海外で仕入れた地金を日本に密輸入し、その消費税分で儲けようという魂胆から来ています。
実際に最近でも金を海外で仕入れ、日本で販売しようとした人が関税で見つかり捕まるという事件も起きています。
このように金輸入を考える人は多くいるのが現状となっているのです。
金輸入で日本に密輸された地金は買取可能かどうか
それでは実際に密輸された地金が買取してもらえるかを見ていきましょう。
先日私たちラフテルにも密輸された金地金を売却しに来たお客様がいらっしゃいました。
私たちラフテルは買取したと思いますか?
答えはNOです。
同じ金地金だから買取することができるのではないかと思う人もいらっしゃると思います。
では、なぜNOだったかを説明していきたいと思います。
まず、そのお客様が持ってきた金地金は決してきれいとは言い難い品物でした。
品物は2種類あり、全て金地金で作られた鍵の形をしたネックレストップとスマホケースでした。
鍵の形をしたネックレストップはきれいに作られていましたが、スマホケースは如何にも加工しましたとわかるようないびつな形をしたものでした。
そこで私たちはネックレストップはネックレスとして持ち帰り、スマホケースはスマホに装着して日本に持ち帰ったのではないかと考えました。
そこで、関税を通った書類の有無を聞くと無いとのことでしたので密輸が確定となりました。
密輸された金地金を買取した場合、私たちラフテルが次にそれを売却してしまうと私たちが密輸犯になりかねませんので、買取は不可能ということとなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単にとなってしまいましたが、これが密輸入(金輸入)の実態となります。
今回は2019年10月1日に8%から10%になったということで、密輸入についてご紹介させて頂きました。
密輸入をする気がない人でも旅行ついでに免税額の20万円を超える地金製品を持ち帰り関税を通らず誤って密輸入をしてしまったなどの例もありますので、十分にお気をつけ下さい。
私たちラフテルは、密輸入ではない地金製品は全て買取可能となっています。
値段が気になる方は当社のホームぺージをご覧いただけましたら、買取価格を確認することができます。
お電話でも当日の買取価格のご案内をさせて頂くことも可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
それでは、長くなってしまいましたが心よりお問い合わせお待ちしております。