買取した商品のご紹介
今回ご紹介させて頂く商品は、毛主席の長寿を祝う語録が入った中国切手です。
この切手は1967年に発行された物で中華人民共和国の初代主席であり建国の父である毛沢東をモチーフにした中国切手の中でも代表的なプレミアム切手です。
この切手は全11種で謁見する毛主席の1種にのみイラストが描かれており残りの10種は思想家の顔を持つ毛沢東語録より抜粋された文章が印刷されています。
状態
お持ち頂いた切手は未使用であれば市場で数十万の価値があると言われている切手ですが、残念ながら消印がある物でした。
しかし消印があっても希少性が高い切手である事に変わりがなく保存状態が良いものでした。
査定額
査定額は46,000円付けさせて頂きました。
消印のある切手は商品価値が毀損される物が多い中、この中国切手は高額査定となりました。
査定ポイント紹介
今人気のある中国切手の中でも毛沢東切手は特に人気があります。消印のある切手としては、とても良い保存状態だったことが推測されます。
裏面も未使用品と比べても遜色のない物でした。
1960年代に発行されたもので紙なの変色などし易いのですがとても大事に保存して頂いていた様で美品でした。
まとめ
切手収集世代の高齢化により切手コレクションの市場は年々減少しております。その影響で全体的な価値も下落傾向が続く中、中国切手は人気度が高い物が多く価格も高値が付く物が多い様に思います。
しかし中国切手もすべてに価値がある訳ではなく、限られた年代で更に枚数が少ない物に限定されるようです。
中国では1966年頃から国の施策の一つとして収集目的での切手の購入が禁止され古い切手は殆どが破棄されてしまったという歴史的経緯もあります。
今回ご紹介させて頂いた切手は、文化大革命真っ只中に生まれた切手で収集禁止を掻い潜って生き残ったと言えます。
日本とは違い中国特有の国内事情や、発行枚数の少なさから、驚くような高額な切手も生まれている様です。
最近では生前整理や遺品整理で切手をお持ち頂く機会が増えて来ていますが、ご自身では価値が分からない物も多く、そのご相談を受ける機会が増えてきました。
お家に置いてある古い切手や、価値の判断できない美術品がありましたら是非一度相談や査定のご連絡をしてください。
この使用済みの古い切手の様に引き出しの奥にもしかするととても高額なお宝が眠っているかもしれません。