名前: F様
年齢: 60代
所在地:前橋市
買取した商品:赤珊瑚ルース
買取した商品のご紹介
今回ご紹介する商品は赤珊瑚ルース413gです。
サンゴには様々な種類があります熱帯魚ショップで売っている物から浅瀬にあるサンゴ礁まで色々な物を目にしますが高額な宝飾品として扱われる珊瑚とはそういったサンゴとは全く違う物で八射サンゴと言われる物になります。
宝飾品になるサンゴには白珊瑚、黒珊瑚、桃色珊瑚、赤珊瑚、血赤珊瑚があります。
珊瑚の希少性は赤味が強く血液の様に濃厚な色の物ほど高級とされ高知県の土佐湾で採取される血赤珊瑚はオックスブラッドとも呼ばれ世界で一番希少価値の高いサンゴと言われています。
この八射サンゴはサンゴ虫というポリプの群体で深海100mから500mに自生しています。
この為ひと昔前は潜水技術などの問題もあり採取するのが命がけであった為希少性が高かった訳です。
赤珊瑚は日本が最も有名な産地で小笠原諸島や五島列島、奄美大島などが有名な産地です。
イタリアやフランスなどのヨーロッパでも採取出来る事からサンゴの宝飾品は世界中で人気があります。
日本とヨーロッパの違いは日本の珊瑚にはフと言われる人間の骨の様なものがありヨーロッパの珊瑚には無い為識別する一つの基準になります。
状態
今回お持ち頂いたサンゴのルースは大きさも色も様々で形も不揃いの状態でした。
査定額
査定額30,000円です。
査定ポイント紹介
査定のポイントは何と言っても量です。
これだけの量をお持ち頂く事は稀なので少し査定には苦労しました。
通常この色合いと大きさの物はお値段をお付けするのが難しい物が多いのですが今回は413gという事でかなり大量でした。
まとめ
サンゴは明治時代以降で日本にはヨーロッパのサンゴより赤いという事で台湾や中国の富裕層の間で人気が出た事から当時かかなり高額で取引がされていた様です。
更にサンゴには長寿や幸運という意味をもった石で中国や台湾では赤は縁起の良い色という事でとても重宝されていました。
ヨーロッパでは生まれたばかりの女の子が身に付けると歯茎の強い子になるとかポリネシア地域では悪霊を払うお守りとしても使われています。
サンゴは古くはギリシャ神話にも登場しておりペルセウスに打ち取られたメドゥーサの首から地中海に滴り落ちた血がサンゴの始まりという伝説もあります。
サンゴが高額な理由のもう一つはサンゴの成長速度にもあります。
八射サンゴは0.1mm成長するのに1年かかり1mmになるのに10年10mmになるのに100年の月日を要しますその為赤みの強い大玉は希少価値が高くなり高額な商品となる訳です。
中国国内での珊瑚漁禁止の中で密漁なども起こり価格に大きな影響を及ぼしているとも言えます。
貴方のご自宅でも使わなくなって眠っているサンゴの指輪やネックレス、帯止などはありませんか?
血赤珊瑚以外の物でも高額査定になる可能性があるかもしれないですよ。
タンスの奥底で眠っているだけではとても勿体ないです。
当店にご相談頂ければ専任のスタッフが一点一点丁寧に査定させて頂きます。