名前:D様
年齢:40代
所在地:高島市
買取した商品:中国切手 文2 毛主席の長寿をたたえる 3種4枚 文15 南京長江大橋完成 1種 特73 2種 まとめて 未使用
買取した商品のご紹介
今回は滋賀県にお住いの方より、中国切手8枚をお買取させて頂きました。
ご家族の方が趣味で集めておられ、ご依頼主様がお譲り受けたそうですが保管方法や扱い方法が分からなかった為どうするか悩んでいらっしゃいました。
しかし中国の切手について少し調べてみると、もしかしたら価値があるのかもしれないとお考えになり思い切って買取依頼を出すことを決めたそうです。
状態
今回ご依頼頂きました中国切手は「文2 毛主席の長寿をたたえる 」という種類の中国切手3種類4枚、「文15 南京長江大橋完成 」1種1枚、「特65 革命の聖地延安」1種1枚、 「特73 革命の揺籃 井岡山」2種2枚の計8枚をお持ち頂きました。
状態の方は表裏共に焼けやシミ等なく、比較的きれいな状態ではありましたが若干反りが見られました。
日本は湿気の多い国なので切手やはがき等の紙製品は反りやすいです。
日焼けや反りが出てしまうと査定額にも響いてしまいますので、保管する際は湿気のない日陰で保管し、本の間に挟む等の工夫を凝らす事できれいな状態のまま保管する事が出来ます。
査定額
¥80.000-
査定ポイント紹介
今回は中国切手のご依頼でした。
7種類8枚でしたが実はそれぞれ種類が違います。
ご依頼頂いた切手が下記になります。
「特65 革命の聖地延安」 1964年 (完品6種)
「特73 革命の揺籃 井岡山」 1965年 (完品8種)
「文2 毛主席の長寿をたたえる 」 1967年 (完品8種)
「文15 南京長江大橋完成 」 1969年 (完品4種)
完品というのは全部揃っている時の枚数になります。
全てのシリーズが全て揃った状態ではないのと、上記で記載した反りがあった為査定額は少し下がってしまいましたがご依頼主様には大変喜んで頂く事が出来ました。
では何故不揃いな物でも高額の査定となるのでしょうか?
実は中国の歴史と関係があるので少し簡単に説明させて頂きます。
中国は昔「文化大革命」という革命が起こりました。
この革命は主席であった毛沢東が起こした政治運動で、再び主席の座に返り咲く為にその当時の主席であった劉少奇(りゅうしょうき)を相手に反撃をする為に起こしたとされています。
文化大革命時(1966-1976)は切手の発行部数が少なく、元々希少価値が高いのに加え当時は中国切手の収集、輸出を頑なに禁じており、他外国との国交も絶っていた事から国外に中国切手が持ち出される枚数が非常に少なかった事が理由の一つに挙げられます。
また発行部数が元々少ないのできれいな状態で保存されている切手は大変希少性が高く、多くのコレクターが欲している為現在も高値で取引されています。
今回ご依頼頂いた切手の発行年数を順に見ていくと1964年、1965年、1967年、1969年と文化大革命の少し前、真っ最中に発行された切手だということが分かります。
したがって不揃い品でも高額でお買取りさせて頂く事が出来ました。
まとめ
中国切手は発行された年数によって希少価値が異なり、高額でお買取りさせて頂ける場合がございます。
ご家族が収集されていた切手がある方は今一度見返してみて下さい。
中国切手は右下や左下に漢字やアルファベットと一緒に番号が振ってあるのが特徴です。
見たことない数字の書かれた切手や日本の切手ではなさそうと感じるものがございましたら、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
また、消印が押されてしまっている切手でもお買取させて頂ける場合もございます。
皆様からのお問い合わせ、ご依頼を心よりお待ちしております。