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パライバトルマリンはどんな宝石? 歴史や産地を大紹介!

こんにちは。
ラフテルの鑑定士の半田です。
今回パライバトルマリンのペンダントトップを買取致しましたのでパライバトルマリンとはどの様な宝石なのかも合わせてご紹介させていただきます。

【買取品】

Pt900 パライバトルマリン トップ   6.1g
1.787ct   D0.81ct


【買取価格】

¥550,000


【状態】

中石のパライバトルマリンは1.787ctあり、マリンブルーの様な濃い青色が非常に美しいトルマリンです。


内包物も少なく透明度や照りも綺麗です。

評価ランクも高いパライバトルマリンです。

輝きが綺麗なダイヤモンドも 0.81ct使われています。





【査定ポイント】


パライバトルマリンの価値を左右するのは色味やカラーです。

蛍光色の強いネオンブルーやマリンブルー色の評価が高く、色の濃さも重要ですが緑色が入ると評価は下がります。

パライバトルマリンは1989年ブラジル北東のパライバ州パラウラ村のパターリャ鉱山から発見されました。

元々ブラジルはトルマリンの産地として有名ですが「海の色とも空の色ともつかぬ青」など様々な表現がされてきたネオンブルーが特徴的な石で産地名を付けたパライバトルマリンとして売り出される様になりました。

当初は安値で取引されたようですがこれまでの天然石に無い色が人気となり価格が上がり高値で取引される様になって行きます。

また更に価値が上がった要因は1989年のパライバ鉱山での発見当時は大量に産出したのですが採掘は1年間のみで品質の良いパライバトルマリンは枯渇してしまったと言われています。

その後アフリカのナイジェリアやモザンビークでもパライバトルマリンと似た成分のトルマリンが発見されましたがパライバ産のトルマリンの様な色の濃さが無く品質も劣ると言われます。

ナイジェリアの鉱山も2005年には採掘されなくなりモザンビークでの産出も少量です。

現在最も評価が高いパライバトルマリンは1989年の1年間に採れた本来のパライバトルマリンのみという事になります。

日本でも品質の高いパライバトルマリンが主に流通したのは1990年代までで特に1ct以上のブルーが綺麗な高品質な石は現在は非常に希少性も高く価格も高いと言えます。

パライバトルマリンは多量の銅を含有することから独特のネオンブルーを発します。

パライバトルマリンには成分基準があり成分分析においても銅成分が含有されていることが基準となります。

またブラジルのパライバ産は銅成分が1.4%以上、それ以下のものはアフリカ産が多くこちらでも産地を見分ける基準があり産地特定が出来る宝石です。

パライバ産の証明としては鑑別書や成分分析表があれば間違いはありませんが1ct前後であれば明らかにネオンブルーが強い石はパライバトルマリンとして査定、買取を致しております。

パライバトルマリンはインクルーションが多い石で大粒のものが産出されにくい為、0.5ct前後でも発色が良く透明度が高いものは少ないと言えます。

1ct以上で高品質なものは非常にレアであり高い価値が付けられます。

今回買取させて頂いたパライバトルマリンも1.787ctと1ct以上の大きさがあり尚且ネオンブルーの発色も強く内包物も非常に少ないものでAランクの評価とさせて頂き高価買取と致しました。




【まとめ】

パライバトルマリンは品質や産地によって同じ大きさでも数十万以上の価値が異なる場合がある宝石です。

当店ではパライバトルマリンの買取実績も多数あり高額の買取金額を出しています。

パライバトルマリンの品質評価は以下の点が重要です。


色:独特のネオンブルー
クラリティ:内包物が少ない高い透明感
照り:ギラギラした輝きと照り
産地:ブラジルパライバ州

 

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