名前:S様
年齢:60代
所在地:藤沢市
買取した商品:日本刀 刀 短刀 無銘 長さ16.7cm 刀身重量約110g 錆あり 刃こぼれ
買取した品物のご紹介
今回ご依頼頂きましたアイテムは日本刀です。
分解するとこのような感じです。
こちらは日本刀の中でも長さが16.7cmと短刀に分類されるもので鍔のない合口拵付きのお品です。
お客様の奥様のお父様が日本刀がお好きで集めてらっしゃったものでしたが、お亡くなりになった際に譲り受けたそうです。
お客様自体は日本刀にあまりご興味がなく手入れの仕方などもわからないため、しまいっぱなしにしておいてもしょうがないとお考えになり今回弊社までご相談にいらっしゃいました。
状態
まずは拵の部分などの外観に破損などがないか見ていきます。
金具の部分に錆が見受けられますが大きな傷などはないようです。
次に刀身の状態を確認していきます。
長く手入れをされていなかったようでサビや刃こぼれがありました。
査定額
今回の査定額は27,000円となりました。
査定ポイント紹介
まず大前提として刀剣を売却する場合は銃砲刀剣類登録書が必要となります。
こちらの原本が付属していない場合、または実際の刀剣と登録証の記載とに違いがある場合はお買取りはできませんので、そのような場合は各都道府県の教育委員会にお問い合わせして発行申請をしてもらうようお願いいたします。
それらを踏まえて日本刀の査定ポイントをご紹介していきたいと思います。
日本刀は制作した刀工の名前によって評価がつけられます。
中でも「最上作」や「最上大業物」などと評される刀剣は高値が付きやすいです。
こういった銘は茎(なかご)に記されているのですが今回のお品物にはそれがなく無銘と言われる刀でした。
また、日本刀は刀身の長さによって短刀、脇差、太刀、大太刀に分類されそれによっても相場は変わってきます。
一般的には長さの長いもののほうが相場は高くなります。
次にお品物の状態です。
サビやキズ、刃こぼれや刃ギレなどがあると査定時にマイナスになってしまいます。
また美術品としての一面もある刀剣では、刀身の状態だけでなく柄や鞘の状態も大切ですので保管される際には丁寧に扱ってください。
三つ目に付属品の有無です。
登録証が必須なのはご説明いたしましたが、そのほかに鑑定書や認定書と呼ばれる専門機関が発行した書類が付属していましたらご一緒にお持ちいただくと査定アップにつながりやすいです。
他に拵や共箱などの有無によっても買取に影響しますので付属品はどのようなものでもできる限りご一緒にお持ちください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本刀の査定についてご紹介させていただきました。
弊社では日本刀に限らずなぎなたや槍、甲冑などの刀装具、美術品、骨董品もお買取りいたします。
ぜひ一度ご相談くださいませ。
たくさんのお客様のご来店を心よりお待ちしています。