名前:K様
年齢:60代
所在地:酒田市
買取した商品:日華事変軍票
買取した品物のご紹介
今回お買取させていただいた品物はこちらになります。
日華事変軍票になります。
そもそも軍票とは占領地に駐留する軍の物資の調達や給料の支払いなどに使用された紙幣で、一般の紙幣とは違い現地でのみの使用が認められた紙幣になります。
こちらのお品物は昭和12年10月から発行が開始され、総発行枚数551万枚になります。
発行枚数こそ多いと思いがちですが、この状態で現存している個体は数えられるほどだと思います。
今回お持ち込みいただいたお客様にお話をお伺いしました。
お客様のかつては古銭を中心に収集されており、かなり投資したそう。
最近まで定期的に見返し、大切になされていたそうですが、断捨離ということで今回お持ち込みいただきお買取させていただきました。
お客様のみならず、数十年前までは古銭のコレクターや切手コレクターがかなりいたのを記憶しており、現在ではめっきり見なくなったのと同時に、コレクターの方が逆に売りに来てくださる様になってきました。
昔は〇〇年の10円玉の発行枚数が少ないから高いなど、よくそんな会話を耳にしていましたが、現在ではそのようなレア個体でもプレミアが付くのかと言われると殆ど付かなくなってしまったのが現状です。
時代の流れでしょうか、少し寂しい気持ちにもなりますが仕方がないことです。
状態
この状態で80年前のお品物とは思えませんね。
折れはございますが、シミや破れていたりは無く状態は良好です。
シミが出来がちな紙幣ですが、裏面も綺麗です。
コレクターにはたまらないお品物なのではないでしょうか。
査定額
今回こちらのお品物に弊社ラフテルでは「¥6,000₋」の買取査定金額をお付けさせていただきました。
査定ポイント紹介
古銭の高価買取のポイントは2つございます。
1つ目は「発行枚数」です。
当時のお金は1年間に発行する枚数が多かったり少なかったりしており、短命に終わった紙幣なども多く見受けられます。
極端に発行枚数が多いものは現存している個体数も必然的に多いので、そもそもの発行枚数が少なく、現存個体も少ないモノが高くなるのは当たり前のことかもしれません。
2つ目は「状態です」
紙幣は紙ですので、破れてしまったり、シミが出来てしまうことは必然です。
しかし、当時のコレクターが発効後ピン札のまま保存されている個体がまだごくわずかに存在しており、とても貴重です。
今回のお品物も、ピン札に近い状態であればまだまだ高額査定が見込まれたでしょう。
まとめ
今回は日華事変軍票のお買取、ご紹介をさせていただきました。
特に軍票ともなれば戦争真っ只中に発行されたモノで、とても感慨深いですよね。
そんな歴史ある物が現在も残っているということに感謝しなければなりません。
これから先も数が増えることは決してありませんし、本当にレアな個体であれば価値は上がり続けるのかと、個人的には思っております。
皆様のお家にも眠っている古銭はございませんでしょうか。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。