赤珊瑚の原木
今回お買取したお品物はこちらになります。
赤珊瑚の原木で作られたブローチになります。
写真でも見ても真っ赤なとても色味の良い赤珊瑚ですね。
こちらのお品物は重さ17g大きさはおよそ8.5㎝と迫力のある一品になります。
勿論土台はK18を使用しており高級感がさらに増しますね。
さて、こちらの珊瑚ですが、現在相場急上昇中。
街でこのようなブローチやそもそも珊瑚を身に着けているマダムはあまり見かけませんが、何故こんなにも相場が高騰しているのでしょうか。
近年相場高騰中の珊瑚製品ですが、特に国内で高値で取引されているのは「血赤珊瑚」ですね。
今回のお品物のように「血」のように真っ赤な珊瑚が現在、日本や中国で絶大な支持を得ています。
およそ20年前と比べるとその価格はおよそ10倍にも及ぶと言われています。
それは何故かというと、単純に需要が高くなった事も考えられますが、そもそもの産出量が年々少なくなってきています。
特に価値のある血赤珊瑚の主な産出場所は日本の高知県の土佐湾になります。
嬉しいことに日本国内で産出された血赤珊瑚が世界的にも評価されているんですね。
しかし、珊瑚は生き物です。
無限ではなく有限なのです。
産出されれば当然数は減っていきます。
成長に時間がかかるのも勿論理由にはなりますが、その価値は今後も上昇し続けるので無いかと思っております。
珊瑚の種類とは?
珊瑚には様々な色味が存在します。
血赤珊瑚、朱赤珊瑚、桃珊瑚、白珊瑚、黒珊瑚。
色味が濃い赤になればなるほど市場では高値で取引されます。
面白いことに日本と中国は赤色の珊瑚の需要が高く、ヨーロッパ地方では桃珊瑚の需要の方が高いようですね。
いずれにせよ、世界中で愛されている珊瑚ですが、今後入手もなかなか困難になってくるのではないでしょうか。
今回お買取したお品物の状態を見ていきましょう。
今回のお品物をお持ち込みいただいたお客様曰く、このお品物はお母さまの物で、数年前に、とても価値がある物だからといただいたそうです。
しかし、お客様は30歳代で、身に着ける機会もなく、宝飾品にはめっきり興味が無いそう。
しまっておくだけでは勿体ない、使ってくれる方にお譲りしたいとの事で今回お持ち込みいただきました。
購入はおよそ40年ほど前だそうです。
当時でも数十万円したそうですが、納得出来る色味、仕上がりですね。
殆どご使用にはなられていないそうなので、表面には目立った傷は見受けられづ、古いものだとは思えません。
艶感も言うことございません、素晴らしいです。
珊瑚の高価買取のポイント
1つ目は「色味と形」です。
今回のお品物は色味は素晴らしいお品物でした。
しかし、評価すべきもう一つの大きなポイントは「形」なのです。
この色味の天然血赤珊瑚で丸玉で15㎜以上の物であれば数十万円、加工無しの原木であればもっとお値段は保証されるでしょう。
過去に血赤珊瑚の18㎜玉のリングでお買取30万円と言った実績もございます。
加工無しの原木であればもっともっとお値段も付くことでしょう。
製品としてどのように仕上がったのかも評価の大きなポイントと言えます。
2つ目は「色味」です。
前述でもお伝えしましたが、赤ければ赤いほど高価買取に繋がります。
血赤珊瑚、朱赤珊瑚でも一見素人目線では何が違うのか分からないかもしれませんが、雲電の差があります。
血赤珊瑚は極端に産出量も少ないことから今後もかなりの高額で取引されつづけることでしょう。
まとめ
今回は「血赤珊瑚のブローチ」のお買取ご紹介をさせていただきました。
いかがでしたでしょうか。
そもそも何十年前であってもかなりの高額で取引されてはいましたが、現代はその当時の何倍もの価格で取引されています。
お持ちの珊瑚もお持ち込みいただければ予想外の金額でお買取出来るかもしれません。
眠っている珊瑚製品があれば何でも一度お持ち込みくださいませ。
皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。