名前:E様
年齢:80代
所在地:寒河江市
買取した商品:パールの指輪 重量約11.3g 14.3mm パール Pt900
買取した品物のご紹介
今回ご依頼いただきましたお品物はパールの指輪です。

大ぶりのパールを引き立たせるように土台部分はPt900での使用になっています。
E様が嫁いだ際にお姑様からの贈り物だったそうです。
殆ど使用することもなく思い出すと約60年タンスに入ったままになっていたそうです。
子供達に譲るつもりだったそうですが、子供やお孫さんもお使いにならないとのことで、今回お持ち込みになられました。
では、早速拝見してみます。
真珠を評価する場合、見た目を基準にして決めます。
パールの表面、色合いを細かく拝見させて頂きました。

真珠には、それぞれの種類で人気な色があり、買取価格にも大きく関わってきます。
たとえば、アコヤ真珠であれば薄くピンクがかった美しい白色が人気で、黒蝶真珠ではブラックパールやピーコックカラーが人気といった具合です。
上部と下部の写真をご覧頂けると分かる様に、パールの表面自体に大きな傷や欠け、変色等は見当たりません。
真珠にはどうしても経年劣化する性質がありますが、花珠真珠のようにしっかり巻きがある方が劣化しにくくなります。
「真珠」と聞いてみなさんが頭に思い浮かべるのも、おそらくこのあこや真珠でしょう。
現在日本で養殖されるほとんどの真珠があこや真珠です。
母貝自体が手のひらくらいの大きさなので真珠もそれほど大きくありません(約2mm~約10mm)。

裏の地金部分も拝見させていただきました。
真珠は貴金属の輝きを纏うことで美しさを増します。
プラチナは白い貴金属で、長年使用しても色が変わらないという特徴があります。
プラチナは柔らかい性質があるため、他の金属を混ぜて硬度や強度を高めて使用されます。

地金部分は若干小さな傷が見られましたが、パールを留めている爪等に欠けや破損はありませんでした。
査定額
¥47500-
査定ポイント
見た目として、真珠の【サイズ】を必ず確認します。
大粒の真珠のほうが高価買取につながりやすいです。
真珠は貝が生命を営むうえでできた有機物のため、劣化が早く【傷】も入りやすくなっています。
傷が入っていると買取価格が下がりやすいです。
【真珠層の厚さ】です。核の外側にある真珠層が分厚く、厚さが均一で、表面が滑らかだと美しい光沢が出やすいです。
【真珠の光沢度】です。
真珠の表面が艶やかであると、より美しい見た目となります。
【形】も重要です。
球状に近い真珠のほうが、価値が高いことが多いです。
真珠には、それぞれの種類で人気な【色】があります。
買取価格にも大きく関わってきます。
まとめ
真珠の場合、【真円真珠】と呼ばれるきれいな球状に近い真珠のほうが、価値が高いことが多いですが、真円でなく変形している真珠(バロックパール)であっても、その形状が個性と捉えられ思わぬ評価を受けることもあります。
そして、傷が入っていると買取価格が下がりやすいので、日頃から丁寧に扱う必要があります。
真珠は、日頃のメンテナンスが非常に大切な宝石です。
皮脂汚れや汗を放置するだけで劣化が早まります。
そのため、1日使用し終えたあとは、やわらかい布で水分や皮脂汚れを必ず拭き取ってください。メガネ拭きでも構いませんが、真珠専用のクロスを用意するのが理想的です。 真珠は拭くだけで、汚れによる真珠の黄ばみや劣化を防ぐことができます
また、直射日光が当たる環境にて保管することで変色やひび割れの原因となるので、暗い場所で保管することをお勧めいたします。