名前:C様
年齢:60代
所在地:甲府市
買取した商品:pt900 アレキ 15.8g 0.47ct 0.32ct
買取した品物のご紹介
今回お買取りさせて頂きご紹介する商品は『pt900 アレキサンドライト』になります。

アレキサンドライトは昼と夜で色が変わる石として有名なので知っている方も多いのではないでしょうか。
この事を「変色効果」というんですが、太陽光や蛍光灯の下では緑色、白熱灯の下では赤紫色に見えることから、「昼のエメラルド、夜のルビー」とも呼ばれ非常に人気の高い石になります。
1つの石で2つの色を奏でるなんて素敵ですよね。
女性へのプレゼントとしてもアレキサンドライトを選ぶ方が多いのも頷ける石ですね。
今回お持ち込み頂いたC様もプレゼントとして頂いた石という事でした。
こんな素敵な石をプレゼントに選ぶなんて、その方も素敵な方なんでしょうね、と思っていたら、それが今のご主人という事で今でもプレゼントを送りあう仲みたいです。
誰もが憧れる理想の夫婦、そんな事をお話をお聞かせ頂いている間は思っておりました。
ではでは、どうしてそんな大切な石を今回売却しようと思ったのでしょうか。
お話をお伺いした所、流石な理由でした。
このアレキサンドライトを頂いた時は、ご主人もまだお若く稼ぎも少なかったようで、その予算の中で購入した石みたいなんですね。
そして、今回、ご主人が新しいアレキサンドライトを新たにプレゼントしてくれたようでご売却という流れになったという事でした。
このブログをお読み頂いている方も気づいたかもしれませんが、一般的にアレキサンドライトといえば、赤を想像しませんか?
そうなんです。
アレキサンドライトも他の石同様に石のランクが御座います。
皆さんが想像した赤色になればなる程、査定価格は上がっていくんです。
そして、色の他にも産地が重要になってきますし、綺麗なアレキサンドライトであれば大きさも重要なんですね。
今回新たにご主人から頂いたアレキサンドライトは今回の物より赤であり、サイズも大きいみたいです。
今も昔と変わらぬ気持ちを持っているなんて、それだけで羨ましいです。
そんなC様のアレキサンドライトを今回査定させて頂きますので満足のいく査定額を出せるよう頑張りました。
状態
それでは状態やデザイン等含めて見ていきます。

中央石としてセッティングされたアレキサンドライトですが、それを囲うメレダイヤにより明暗がはっきりとし強調される事によってエレガントな仕上がりになっている部分はプラスですね。
そして、今回驚いた事は、欠け等がなかった事です。
長年使用されていたりする場合、決まってヒビや欠けなどがあるんです。
C様も大事に保管されていたようですので、使用頻度も少なかった事も影響しているのかもしれません。
これだけ大事にして頂けるとご主人様もプレゼントしがいがありますよね。
ただ、いくつか上げるとすれば、30-40年前の物という事ですので少しデザインが古い事、周りのダイヤのランクが統一されておらず、複数あるメレダイヤの中にランクが低いダイヤも一緒に組み込まれていた事です。
ここが統一され綺麗なメレダイヤであればプラス査定になり査定額も高額になる事もあります。
簡単に裏側も見ていきましょう。

土台作りから表面のデザインを整える為に、後ろも綺麗に仕上がっています。
ここが雑な場合は、セッティングされている石やダイヤが簡単に取れてしまいますので注意が必要です。
査定する場合も、ここが雑な場合だとお買取りさせて頂いた後に、修理する必要がありますのでマイナス査定になってしまいます。
査定額
¥88,000-
今回はこちらの金額を提示させて頂きました。
冒頭でお話した通り、アレキサンドライトは変色する石です。
だからこそ、アレキサンドライトの価値は、色の変化の度合い、透明度、大きさ、カットなどによって大きく異なります。
そういった意味では、C様にお持ち込み頂いたアレキサンドライトはサイズは小さめであり、透明度もあまりありませんでした。
カットに関しては綺麗に整えてありましたが、それだけに、石のサイズが気になってしまう所です。
アレキサンドライトは、その神秘的な美しさと希少性から、多くの人々を魅了する宝石という位置づけですので、購入を考える方はそこを意識される方も多いんです。
だからこそ、査定も少し厳しくなってしまいますが、それだけきちんと査定はさせて頂きますのでご安心下さいね。
査定ポイント紹介
それでは査定ポイントをご紹介したいと思います。
①変色効果(カラーチェンジ)
色の変化の度合い、色の鮮やかさ、色の質の3点が評価の基準になります。
②カラット(重量)
品質とバランスが重要ではありますが、一般的に、カラット数が大きいほど価値が高くなる傾向にあります。
③クラリティ(透明度)
クラリティは、宝石内部のインクルージョン(内包物)の有無や程度を示します。
インクルージョンが少なく、透明度が高いほど評価が高くなります。
アレキサンドライトはインクルージョンが多い宝石ですが、そのインクルージョンの大きさや場所、見え方によって評価が変わります。
④カット(研磨)
カットは、宝石の形状と研磨の技術の事です。
それにより、アレキサンドライトの変色効果を最大限に引き出す事が可能になります。
美しいプロポーションと正確な研磨がされているほど、評価が高くなります。
⑤希少性
アレキサンドライトは産出量が少なく、希少性が高い宝石です。
特に、高品質で大きなものは非常に希少で、高額で取引されます。
産地によっても価値が異なり、ロシア産のものは特に高い評価を受ける傾向があります。
⑥産地
主な産地は、ロシア、ブラジル、スリランカ、タンザニア、インドですが、ロシア産のものは特に高い評価を受ける傾向があります。
以上メインとなるポイントになります。
他にもデザイン性などを加味する場合も御座いますので、まずは査定させて頂ければと思います。
まとめ
今回C様にお持ち込み頂いた『pt900 アレキサンドライト』ですが、数ある色石の中でも非常に人気のある石です。
それだけ欲しい人も多いですし、それだけに厳選されたアレキサンドライトを皆様は求めております。
ですが、お持ち込み頂いたお客様の殆どは価値がないと思っている方も少なくない石なんです。
C様も今回お持ち込みして頂いた際は、色やデザインが古いという点から石自体には値段がつかず、土台のプラチナの価格のみになる事を覚悟していたという事でした。
だからこそ査定結果にはいい意味で驚いておられました。
ご売却も2つ返事で決めて頂け、査定額の説明をした際もお褒めの言葉を頂け、査定側としても非常に嬉しいお買取り商品となりました。
今回ご紹介したアレキサンドライト以外にも色石は沢山存在します。
他では値段がつかないと言われた石でもラフテルではお値段をつける事が出来るかもしれません。
最初から諦めるのではなく、まずはラフテルの無料査定をご利用下さい。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。