ラフテルスタッフが お送りする買取役立ちブログ

使っている地金が14金だと宝石の価値も下がってしまう? 神奈川県のお客様

名前:S様

年齢:60代

所在地:鎌倉市

買取した商品:k14 サファイア 22.6g 10.20t 0.38ct 

買取した品物のご紹介

本日お買取りさせて頂きましたアイテムは、K14の土台に10.20ctものサファイアを留めたゴージャスなブレスレットです。

k14 サファイア 22.6g 10.20t 0.38ct 

宝飾品が好きだったS様はご自身の誕生石でもあるサファイアのアイテムを一式そろえていたそうです。

コロナが流行る以前は少しの外出の際でも必ず何か宝石を身に着けるくらい、宝石がお好きでどのアイテムも使用頻度が高かったようです。

しかしコロナ渦になるとアルコール消毒が必須の世界へと変わってしまい、宝石を気にしながらアルコール消毒をするのが億劫となり段々と宝石の使用頻度が下がっていったようでした。

今後も使用することはないだろうとの事で弊社にご依頼頂きました。

状態

細かな状態を拝見させて頂きます。

今回のアイテムはブレスレットでした。

腕回り品はどうしてもネックレスやリングに比べるとぶつける確率が高いのと、擦れ傷が付きやすいです。

1日1回は机に向かって作業することがあるかと思います。

その際に腕は机と接触すると思います。

ただ接触しているくらいでしたら傷はつかないですが、ぶつけてしまったり少し力の加減を間違えてしまうと傷やへこみにつながってしまいます。

また今回のように細かな宝石が留められている物に関しましては、引っ掛かりやすい部分が多いので、宝石の欠品が無いか拝見していきます。

k14 サファイア 22.6g 10.20t 0.38ct 

腕回り品は裏地の糸を引っ掛けやすいのとニット等の衣類を引っ掛けやすいです。

さらに今回の宝石の留め方は宝石を綺麗に見せる為に、爪を2カ所のみ立てて留めています。

これはどちらかの爪が折れてしまうと宝石の紛失につながります。

本来ならば4カ所留めがメジャーです。

4カ所で留めておくことで例え、1本爪が折れてしまっても宝石を紛失せずに済むからです。

しかし今回のご依頼品を拝見したところ特に特筆すべきような、破損個所はなく宝石の紛失もありませんでした。

査定額

¥182500-

今後も特に使用することはないだろうとの事で、ご売却頂く形となりました。

査定ポイント紹介

今回のブレスレットの査定ポイントをご紹介いたします。

まずは使われている地金の種類が重要になります。

比較的多いのはK18や750といった刻印の施されている18金です。

しかし今回のご依頼品はK14刻印の14金が使用されておりました。

金の刻印は数字が小さくなるほど金の含有量が少ないことを示しますので、1gあたりの単価が安くなってしまいます。

14金ですと含有量が58.8%となりますので、18金の75%と比べると20%弱違う事になります。

ではなぜ含有量を少なくするのでしょうか。

考えられる理由としましては、金は純度が高ければ高いほど強度が低くなります。

24金はかむと歯型が付いてしまうくらい柔らかいので、日常的に身に着けるジュエリーには向いていません。

従って金の含有量を少なくすることで強度をあげる事が出来るのです。

もう一点が販売価格を抑えられるという点です。

いつの時代も金は投資価値があるので相場が上がり続けています。

相場が上がってしまうという事は材料費が高くなってしまうという事になりますので、必然的に販売価格も高くなってしまいます。

しかし含有量の低い地金を使用する事で、大ぶりでゴージャスなジュエリーをそれなりの価格で販売することが可能です。

従って含有量が低いからといって一概に悪いとは言えないのです。

次に査定に大きく影響するのは使用されている宝石の種類と品質です。

今回使用されている宝石はサファイアになります。

サファイアは世界三大貴石に分類される宝石で希少価値が高いです。

しかし希少価値が高くても高額になる物とならない物では大きな差があります。

それが宝石の評価になります。

サファイアは真っ青な宝石が表じゃが高いとされる宝石ですが、今回のご依頼品のサファイアはいかがでしょうか。

k14 サファイア 22.6g 10.20t 0.38ct 

真っ青というよりかは暗くて色の濃い印象を受けます。

青というよりかは黒や紺に近い色味の物が多いのです。

このような色味のサファイアは産出量も多く基本的に評価が高くありません。

もう一点宝石の評価を見分けるポイントがあります。

それは使用されている地金を見る事です。

本当に評価の高い宝石を留める際には必ずと言い切れるほどptに留められることが多いです。

なぜかと言いますと地金の色が宝石の色を邪魔しないというのと、強度がptの方が強いという事です。

アートの観点から考えて頂くと分かりやすいかもしれませんね。

水気を吸ってうねりが出てしまいやすく少し黄色味がかった白いキャンバスに海を描くのと、しっかり厚みがあって真っ白なキャンバスに海を描くのとではどっちが見栄えがいいでしょうか。

おそらく後者の方が見栄えのいい絵になると思います。

宝石もそれと同じ考え方で、綺麗で評価の高い物は引き立たせる地金に留めるのです。

ptに留められたサイズの大きいサファイアでしたら更なる高額査定が期待できたかと思います

まとめ

いかがでしたでしょうか。

使用されている地金、宝石の種類大きさなどでおおよその判断は可能です。

それ以上に細かく知りたいとの事でしたら、是非弊社にご依頼くださいませ。

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