名前：M様
年齢：40代
所在地：千葉県千葉市
買取した商品：古銭 貿易銀 大日本 明治八年 約27.1g 一円銀貨
買取した品物のご紹介
今回お買取りしたお品物はこちらでございます。
古銭 貿易銀 大日本 明治八年 約27.1g 一円銀貨
明治時代の貿易銀1円とは、主に海外の貿易のために発行された銀貨であり、旧一円銀貨（明治3年）と新一円銀貨（明治7年以降）があります。これらの銀貨は、デザインや重さ、銀の含有量などが異なり、希少性が高く、収集家の間で人気があります。
M様は祖父の遺品整理をしているところこちらの銀貨を見つけて今回お持ちいただきました。
状態
状態を拝見いたします。
こちらはレプリカも多く流通しているためまずは重さ、サイズを比べていきます。
公式的な重さは27.22gでございます。重さは問題ございません。
続いて直径は38.59mmでございます。公式的な直径は38.58mmでございますのでこちらも問題ございません。
また、銀の含有率が高いため黒ずんでいるものも多いですが、今回お持ちいただいたお品物はとても綺麗な状態でございます。また、淵の部分もつぶれていることが多いですが、とても綺麗な状態でございます。
査定額
今回の査定額は￥80,000-でございます。
プレミアがついて高くなればいいなとは仰ってましたが、8万円にもなるとは思わずとても驚かれておりました。
査定ポイント紹介
貿易銀の査定ポイントは、主に以下の点が挙げられます。
1. 真贋（本物であるか）
これが最も重要なポイントです。貿易銀は高額で取引されるため、精巧な偽物が多く存在します。
サイズと重さ: 本物の貿易銀は、直径が約38.58mm、重さが約27.22gとされています。これと大きく異なる場合は偽物の可能性が高いです。ただし、偽物の中には重さやサイズを本物に似せて作られているものもあるため、これだけで判断するのは難しいです。
デザインの精巧さ: 本物は彫りが深く、細部まで精巧に作られています。偽物は彫りが浅かったり、図柄が簡略化されていたりする場合があります。特に、菊紋や龍の鱗、文字の書体などを注意深く確認することが重要です。
縁（リードエッジ）: 本物の貿易銀の縁には、等間隔のギザギザ（リードエッジ）が刻まれています。この模様の乱れや不自然さも真贋を見分ける手がかりになります。
鑑定書: 日本貨幣商協同組合など、信頼できる機関が発行した鑑定書が付いている場合は、本物である可能性が高まります。しかし、鑑定書自体が偽物である場合もあるため、鑑定書の発行元が実在するかどうかも確認が必要です。
2. 保存状態（グレード）
古銭の価値を大きく左右する重要な要素です。
傷や汚れ、摩耗の程度: 傷や汚れ、摩耗が少ないほど価値が高まります。特に、未使用に近い状態（ミントステイトなど）のものは非常に高価で取引されます。
光沢（カビや錆の有無）: 不適切な保管によりカビや錆が発生すると、価値が大きく下がる可能性があります。
加工・洗浄の有無: 古銭は、素人が洗浄したり研磨したりするとかえって価値を損ねることが多いです。そのままの状態で査定に出すのが鉄則です。
3. 希少性（発行年や種類）
発行枚数が少ない年号や、特定のデザインを持つものは希少価値が高くなります。
発行年: 貿易銀は明治8年、9年、10年に発行されましたが、特に明治10年銘は流通量が少なく、高価買取が期待できます。明治8年、9年も価値が高いです。
まとめ
今回は【古銭 貿易銀 大日本 明治八年 約27.1g 一円銀貨】の査定をいたしました。
古銭は貿易銀に限らず思いがけず高額になることが多数ございます。
ご自宅に眠っている古銭などございましたら是非お持ち込みください。
