名前:K様
年齢:60代
所在地:つくば市
買取した商品:古銭 中華民国開国記念幣
買取した品物のご紹介
今回ご紹介させていただく買取り商品は、中国の古銭で「 中華民国開国記念幣」です。
こちらは、1912年、中華民国の成立を記念して発行された記念硬貨です。
辛亥革命によって清朝が滅亡し、孫文を臨時大総統とする中華民国が成立した歴史的出来事を記念したもので、中国近代史において重要な意味を持つと共に、古銭収集家にも人気のある硬貨です。
表側

裏側

デザインは、中華民国の建国理念である共和主義を象徴する要素が盛り込まれています。多くの場合、表側には孫文の肖像が描かれ、これは革命の指導者としての彼の功績を称えてます。
裏側には、様々なデザインが見られますが、多くは「中華民国開国紀年」といった文字や、五穀豊穣や平和を象徴する図柄が用いられています。デザインは時代や発行機関によって異なり、バリエーションが豊富であることも特徴です。
今回持ち込まれましたK様にお話しをお伺いすると、ご父様の形見で今までお手元に置かれていたそうです。
遺品整理で手放そうとした際に、弊社のチラシをごらんいただき、ご売却をご決心されたそうです。
状態
それでは、状態を見て行きましょう。
約110年以上のもののため、若干の汚れはございますが、状態は良さそうです。
直径は、38.7mmです。
表側の肖像は、革命の父と言われる孫文の肖像です。

総重量は、26.9gです。

厚さは、2.5mmです。

※日本の貨幣も含めて、古銭市場では偽物が流通しております。
真贋のポイントとして、直径・総重量・厚さは必ず確認が必要です。
査定額
今回の査定額は、20,000円となります。
査定ポイント紹介
①状態:傷、錆などがあるかどうかで査定額が変動いたします。
②市場価値:その希少性と保存状態によって大きく左右されます。
発行枚数が少ないものや、保存状態の良いものは、高値で取引される傾向があります。
また、発行機関や材質、デザインによっても価値が異なり、コレクターの間では、特定の種類や状態のものが特に珍重されています。
近年、中国の経済成長に伴い、古銭への関心が高まっていることから、中華民国開国記念幣の市場価値も上昇傾向にあります。
③付属品の有無
時計や宝飾関連では、箱やギャランティーカードなどがあると、査定額がアップいたします。
今回は、硬貨なのでなかなかそういうものはありませんが、特に高価な銀貨などは偽造される可能性が高いです。
そのため、信頼できる業者から購入したり、専門家に鑑定してもらうことが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
弊社では、日本も含め、海外の硬貨を古銭に限らず、近年の貨幣も取り扱っております。
また、金貨になれば、金としての付加価値が加わり、かなり高額な査定が可能です。
もし、ご自宅に硬貨がございましたら、是非お持ちください。
ベテランの査定員が鑑定させていただきます。
思いもよらない査定額になるかも知れないですよ。