名前:S様
年齢:50代
所在地:静岡市
買取した商品:SEIKO セイコー グランドクォーツ 9943-8000
買取した品物のご紹介
今回は、日本の誇る時計メーカーであるセイコー(SEIKO)のヴィンテージ高級クォーツモデル、グランドクォーツRef. 9943-8000をお買取させていただきました。

グランドクォーツは、1970年代に一世を風靡したクォーツショックの中で、当時のセイコーが「最高のクォーツ時計」を目指して製造したシリーズであり、その中でも「9943」というキャリバーは、ツインクォーツに次ぐ高精度モデルとして知られています。
お持ちいただいたのは、特徴的な八角形のベゼルと、繊細な質感を持つシャンパンゴールドの文字盤が魅力的な一本です。
文字盤中央下には、グランドクォーツのシンボルであるエンブレムが誇らしげに輝いています。
このモデルは、日付と曜日(日本語の月と数字の3)を表示するデイデイト機能を搭載しており、実用性も兼ね備えています。

裏蓋には「SEIKO 9943-8000」の型番と、個体識別番号「862769」が刻印されています。
今回お預かりした個体は、なんとブレスレット(ベルト)がない状態でのご依頼でした。
通常、時計の買取において、ブレスレットは重要な付属品の一部と見なされますが、結果としてお客様にご納得いただける高額査定となりました。
状態
お買取したグランドクォーツ 9943-8000の状態を詳しく見ていきましょう。
ケーシングの状態
•素材と仕上げ:金色のケースは、おそらく金メッキ経年により、ケースのエッジ部分や側面、特に写真からも確認できるように、全体的に摩耗や小傷、メッキの剥がれが見受けられました。
ヴィンテージウォッチとしては標準的な使用感ですが、メッキの劣化は査定のマイナスポイントとなり得ます。
•風防・文字盤:文字盤自体は綺麗な状態を保っています。
インデックスや針にも目立った腐食は見られません。
日付・曜日の表示(「月 3」)も正常です。

•リューズ:横からの写真で確認できるリューズには、グランドクォーツの特徴である蛇の目状の刻印が確認できます。
これはオリジナル性を保っている証拠としてプラス評価です。
裏蓋とムーブメント
•裏蓋:裏蓋はステンレススチールで、型番「9943-8000」と製造番号が確認できます。
裏蓋中央の電池交換ハッチの開閉表示も明確で、内部のムーブメントへのアクセスが容易な構造です。
•動作状況:クォーツ時計であるため、現在動作しているかどうかは重要なチェックポイントです。
今回は内部の確認と動作チェックを行い、ムーブメントの性能自体には問題がないことを確認しました。
付属品の欠品
•ブレスレットの欠品:前述の通り、純正のブレスレットは欠品していました。
これは本来、査定額が下がる大きな要因となります。
査定額
¥21,000-
査定ポイント紹介
ブレスレットがないにも関わらず高額査定となったのは、以下の「時計本体の価値」が非常に高かったためです。
1.ムーブメントの希少性と性能:グランドクォーツの「9943」キャリバーは、当時の最高峰のクォーツ技術を凝縮したものです。
・高精度:年差pm 10秒という驚異的な精度を誇りました。
・歴史的価値:このムーブメント自体が、日本の時計史における重要なマイルストーンであり、「ヴィンテージクォーツ」のコレクター市場で非常に評価が高いです。
つまり、時計の「心臓部」であるムーブメントの価値が、付属品の欠品を補って余りあるのです。
2. グランドクォーツのエンブレムとデザイン
文字盤のエンブレムと「GRAND QUARTZ」の表記は、セイコーのクォーツモデルの中でもハイエンドラインであることの証明です。
特に9943-8000の八角形ケースは、当時のトレンドを反映した非常に人気のあるデザインであり、現代のヴィンテージウォッチ愛好家の間でも需要が高いです。
3.オリジナルリューズの保持:リューズに「蛇の目マーク」がしっかりと残っていることは、時計のオリジナルパーツが保たれていることを示し、交換されていない証拠として高評価につながりました。
4.海外コレクターからの高い需要:日本のヴィンテージクォーツ、特にグランドセイコーやグランドクォーツといった高級ラインは、近年、海外の時計コレクターの間で非常に人気が高まっています。
この世界的な需要の高まりが、買取価格全体を底上げする要因となっています。
まとめ
今回のSEIKO グランドクォーツ 9943-8000の買取事例は、ヴィンテージウォッチの買取において、以下の重要なメッセージを伝えています。
「付属品の有無は重要だが、それ以上に時計本体、特にムーブメントとモデル自体の価値が最終的な査定額を大きく左右する」
ブレスレットが壊れてしまった、無くしてしまった、別のベルトに交換してしまったといった理由で、お手元の高級時計の売却を諦めている方は少なくありません。
しかし、セイコーのグランドクォーツやキングクォーツなどの歴史的価値の高いモデルは、時計の「本体価格」にこそ真の価値があります。
特に、1970年代から1980年代の日本の高級クォーツ時計は、その技術的な完成度と歴史的背景から、年々その評価と市場価格が高騰しています。
もし、ご自宅に眠っているベルトのない、動かないセイコー グランドクォーツやその他のヴィンテージウォッチがございましたら、「どうせ売れないだろう」と決めつけずに、ぜひ一度当社の無料査定をご利用ください。
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