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ナイロン（ポコノ/リナイロン）

プラダ創業者の孫娘であるミウッチャ・プラダが初めて採用した「ポコノ（POCONO）」。もともとミリタリー用品に使われていた工業用ナイロン素材で、耐久性と防水性を兼ね備えているのが特徴です。シルクのような上質な手触りで、従来の「高級バッグといえばレザー」というイメージを覆しました。

2019年、プラダはこれまで使用していたナイロン素材を2021年末までにリサイクルナイロンに完全移行することを発表。現在は「リナイロン（Re-Nylon）」コレクションとして新作をリリースしています。

サフィアーノ

「サフィアーノ」はプラダの数ある革製品のなかでも定番のシリーズで、「サフィアーノレザー」「サフィアノメタルオロ」とも呼ばれます。牛革の表面に型押し加工とワックス加工を施すことにより、キズ・汚れや多少の水滴に強くなっているのが特徴です。バッグから小物までさまざまなアイテムに使われており、リナイロンとサフィアーノの異素材を組み合わせたアイテムも販売されています。

ちなみにサフィアーノレザー自体はプラダ以外でも使われている素材ですが、プラダではサフィアーノを1つのシリーズとして売りにしているため、プラダの代名詞的存在として知られています。

カナパ

2010年に登場した「カナパ（CANAPA）」。カナパとはイタリア語で「麻（あさ）」を意味する言葉です。麻のトートバッグをイメージして作られたことから名付けられたという説がありますが、実際には麻素材を使ったものは少なく、現在は主にコットンファブリックを使ったモデルが販売されています。

レザーのバッグと比較すると低価格で、カジュアルなデザインなので普段使いにもぴったりです。定番サイズはMINI（約28×20×15cm）、M（約36×23×22cm）、L（約41×25×25cm）の3種類です。

ガレリア

2007年の誕生以来、定番アイテムとして愛され続けている「ガレリア（GALLERIA）」。プラダの第1号店がオープンした場所である「ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世」にちなんでその名が付けられました。

サフィアーノを使ったバッグで、内側は3つのコンパートメント（収納部分）に分かれているので実用的。付属のショルダーストラップは取り外し・調節可能なので、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAYで使用できます。一部のプラダ店舗では、好みに合わせて素材やカラーなどをカスタムできるメイド・トゥ・オーダーサービスも行われています。

リエディション

プラダの過去のアーカイブから着想を得てデザインされた「リエディション（Prada Re-Edition）」。2000年と2005年にリリースされたナイロンバッグを一新したシリーズで、リナイロンなどの革新的な素材と懐かしいシルエットを融合させたデザインが魅力です。

アーケ

2023年7月登場の「プラダ アーケ（PRADA Arque）」は、2000年代のアーカイブシルエットを再解釈してつくられた新作で、曲線的なシルエットが印象的なレザーバッグです。フロントにはエナメルメタルのトライアングルロゴが施されています。取り外し・調節可能なショルダーストラップが付属しているので、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAYで使用できます。