今回ご紹介するのが中国切手です。
中国切手と言えばここ10年くらいブームになっていました。
簡単に2010年ごろから中国バブルが来てましたね。
その中で骨董品や宝飾品、美術品を買う中国人が増えていました。
そして次に中国切手のブームが来ました。
日本に観光や買い物で来る方が急激に増え、その際に日本の物を買うのと同時に中国の物を買い戻すといったことが増えていきました。
その中国切手ブームでも特に人気で火付け役ともいわれているのがこの赤猿です。
赤猿は1980年に中国で一番初めに発行された年賀切手で正式には子猿と呼ばれています。
赤猿という呼び名は日本でのみみたいですね。
発行枚数がすくなかったというのも現在高値になっている理由になります。
また以前中国の方から聞いた話では1980年に発行ですが、当時はこの赤猿を買えるおお小遣いもなく買えなかった人や、当時は切手の収集が禁じられていたため、近年の中国バブルで買って帰ることが多いそうです。
赤猿 現在の相場
赤猿を含めた中国切手の買取価格で一番重要なのが状態になります。
極美品・美品・並品・難ありと状態が悪くなればなるほど査定額も安くなっていきます。また為替によっても多少の変動があります。
つい最近も為替の影響で中国切手の相場がすこし落ちているという情報が入ってきております。
それでも赤猿は現在17万円ほどまで査定額でお出しすることができます。
小さな紙の切手で17万円と考えるとすごいことですよね。
中国切手は大切に
ただ気を付けてほしいのが状態の部分で、すごくシビアです。
1点シミや傷など欠点があるだけで査定額は下がります。
折れ目や大きな変色などあると数万円単位で査定額が下がってしまいます。
当時は日本にも入ってきておりとても安価で購入できた人もいるそうで、いちどおお伺いしたさいは赤猿1枚で数百円で購入したよという人もいらっしゃいました。
赤猿は日本の切手と同じように元はシートになっております。
赤猿の1シートは80枚綴りになっています。
単純計算でも1300万以上になってしまいますね。
ですがさらに80枚のシートできれいに残っているものは少ないのでプラスでプレミア価格になります。
一時期テレビなどでは赤猿1シートがあるだけで3000万と言われている時期もありました。
定かではないですが今現在でも高額な中国切手といえば赤猿と、とても有名な切手になります。
赤猿には偽物が多い
価格だけではなく切手のデザインからも大人気になった赤猿ですが、ブームになるにつれて偽物がとても多く出回りました。
1枚10万円以上になるので偽物を作る人からするととてもいい商品だとねらわれますよね。
偽物に細心の注意を!
今現在でも本物偽物はっきりとは言わずにインターネットオークションで販売している人が多くいます。
我々買取店などは写真でもある程度判断できますが、個人で買っているかたなどでは騙されて数万円で買ってしまったというお話をたまに聞きます。
本物と並べて比べると作りやきれいさが全然違うのですがインターネット上での販売なので難しい部分がおおいかと思います。
中には当時の印刷技術そっくりの印刷機を使い偽物の赤猿を作り販売しているグループまであるという話まで出てきていました。
中には買取店でもわからずに買ってしまい損失になったということも多いみたいですので、特に本物保証になっていない赤猿には木を付けましょう。
まとめ
中国切手T46赤猿をご紹介しました。
1980年発行の品物ですから今から38年も前の切手になります。
30年以上も昔の切手ですのできれいに残っていること自体が素晴らしい事なのですが、もしご自宅に赤猿の切手を見つけた場合には、保管だけは注意してください。
個別のフィルムか袋などに入れシミや日焼けや折れ等状態が変わらないように大事に扱ってください。
素手で触って汚れなどが付いてしまうだけで数万円変わってしまいます。
ラフテルでは赤猿の表裏のお写真を頂ければ状態や劣化具合を加味して査定結果をお伝えできます。お持ちでしたら是非LINE査定をご利用ください。