梅蘭芳舞台芸術小型シートとは?
中国切手の梅蘭芳舞台芸術小型シートをご紹介させて頂きます。
梅蘭芳舞台芸術小型シートは中国切手の中でもとても高額査定になる中国切手として有名な切手になります。
題材となっているのが梅蘭芳(メイ・ランファン1894~1961年)という中国の京劇俳優です。
女形の京劇俳優として一世を風靡し京劇の改革にも努めた人物です。
日本にも3度来日してその色芸を披露し大歓声を受けた人物です。
中国国内でも大変な人気があり京劇界の重鎮と呼ばれています。
また日本を含め海外でも京劇の公演を成功させており京劇を世界に広めた立役者でもあります。
そしてこの小型シートは1962年に発行された中国切手で「貴妃酔酒の舞台」の一場面を題材にして作られた中国切手になります。
梅蘭芳舞台芸術小型シートの価値は?
発行枚数が少なくきれいな状態で残っているものは100万円以上のプレミア価格が付いております。
中国切手は文化大革命時代に発行枚数が少ないにもかかわらず政府が焼却処分をしてしまい現存している切手が少ないことから一時期どんどんと相場が上がっていました。
一時期コレクターの中では200万円近くの値段でも買いたいという声が出ていたそうです。
バラとシート
梅蘭芳舞台芸術切手はバラ切手でも発行されています。
小型シートほど高額ではないですが8種揃っていれば10万円以上の査定額になる可能性がございます。
そして梅蘭芳舞台芸術小型シートは他の高額な中国切手と同様に状態で数万~数十万も値段に幅が出てしまいます。
中国切手の状態
シミや汚れ、折れや経年劣化による変色などどれだけキレイかでお値段が決まります。
極美品というのは発行当時からストックリーフやファイルに大切に保管をしていないと中々でない評価になります。
取扱で気を付けて頂きたいのが、たまに買取店などの業者さんでもやってしまっているかたがいるそうですが、絶対に素手で触らないことです。
汚れが付いたり折れてしまったりしたら査定中に評価が下がってしまいますからね。
またピンセットを使っているから大丈夫と思ってもその使っているピンセットに注目してください。
もし金属製のピンセットを使っていればすぐに止めてください。
金属製のピンセットで挟んだりファイルから取り出したりすると傷がつく可能性がとても高いです。
他の高額中国切手でも同じですが、傷がつくだけで数万円の査定ダウンはよくあります。
プラスチック製の尖っていないピンセットを使っている業者なら取り扱いになれていると思っていいかと思います。
また2万枚と発行枚数も少なく、超プレミア中国切手となっている梅蘭芳舞台芸術小型シートですがやはり偽物が多く存在します。
わかりやすい物ですと、絵柄がずれていたり色合いが全然違ったりします。
また参考品として出ているもので切手の額面(この小型シートですと3圓)の部分に斜線が入っているものがあります。
これは最初から本物ではなく参考品として作られているものですのでお気を付けください。
まとめ
このように一時期よりは落ち着きが出てきた中国切手ですが、まだまだ日本国内にはプレミア中国切手が眠っていると言われております。
ラフテルのご紹介の記事に乗っているような中国切手に見覚えがある方は一度切手を確認してみてください。
しまいっぱなしの物の中に数十万円のお宝が眠っているかもしれません。
本物偽物が分からなくてもお写真でも鑑定査定もできますのでぜひご利用ください。