中国切手買取実績 中華人民共和国30周年
お客様情報
お客様: T様
所在地: 千葉県
年齢: 60代 男性
買取方法: 宅配買取
売却品: J-45M 中華人民共和国成立30周年 1989年
買取を依頼した理由
何十年前から日本の記念切手と合わせて、当時は値段が安かった中国切手も切手販売店で購入されていたそうです。
たまたま、中国切手を査定するという弊社のチラシをみて査定を依頼。
中国切手は値段が高騰しているとの話はなんとなく聞いていたが、正直どの切手がそうなのかよく分からないとのことでした。
特に比較的近年に近いものが多いらしく、価値も不明との事でした。
買取価格
買取金額 ¥3,000-
中国切手査定したポイント
中国切手の買取価格は、大きく分けて「プレミア中国切手」と「プレミアでない中国切手」に分かれます。
プレミアでない中国切手はほぼ値段がつかないとお考えください。
特に1960年~1983年発行の中国切手が高い評価となります。
それ以外は大きなプレミアはほとんどありません。
今回査定した切手はJ-45M 中華人民共和国成立30周年 1989年発行の小型シートですが、こちらは¥3000程の査定額に対して1964年に発行されている中華人民共和国成立15周年の小型シートはかなりのプレミアがつきます。
また、中華人民共和国成立30周年の関連商品で言うと、400元金貨4点セットが発行されてます。
金成分はK22で中華人民銀行の証明書付きです。
こちらもコレクターの間で人気が高いようです。
今回のお客様は中華人民共和国成立30周年の小型シートしかお持ちでなかったのですが、1964年に発行された15周年の小型シートは希少価値の高い中国切手です。
買取価格も状態によりけりですが、非常に状態が良いものであれば、10万前後の買取額が予想されます。
1964年に4万枚のみ発行されたものです。 編号も「紀」のものです。
ここで少し中国切手の編号について説明します。
まずは「紀」。
これは記念切手のジャンルです。こちらの編号は1949~1967年に発行された中国切手についてるものです。
この時代の切手は470種類発行されました。
紀の次の編号は「特」 で1951~ 1966年までの切手です。
記念切手と違い、中国勝利をお祝いする特殊切手です。
次の編号は「文」。
1967~1970年の間の短い編号です。
この頃が毛沢東率いるプロレタリア文化革命の時代です。
文がつく切手は80種類あります。
文の次は「革」。
1970年以降に発行されここから切手に番号が振り分けられるようになりました。
そして「J」と「T」。
1974年以降に発行されて切手の編号で「J」は記念切手,「T」が特殊切手です。
有名な「赤猿」の編号はT46です。
Tの編号になって46番目に発行された切手という事です。
中国切手買取 まとめ
中国切手といっても高額買取されるのは、発行枚数が少ないものや、まず現在残っている枚数が少ないものです。
特に文化大革命時代に中国国内の切手収集が禁止されたため、その時代の切手は中国国内に現存数が非常に少ないので価値が高いのです。
これらの希少価値の高い切手の中でも、保存状態が良いものが特に高額買取されています。
中国では、文化大革命の際に切手収集も禁止されており、国内にある切手は処分されたことがあるため、後年になって切手ブームが到来したのです。
中国国内では文化大革命時代の切手が残されていないことから、その時代の中国切手が多く出回っている日本から輸入して購入する人が増えています。
また編号が「紀」のものも発行枚数が数万枚と少なく、所有している人も少ないため、プレミア中国切手が多いのです。