はじめに
象牙製品は買取の対象となっているのですが、買取査定に出す前に本物なのか自分で確認したい方もいると思います。そこで知っておきたいのが、象牙の本物・偽物の見分け方についてです。
象牙が本物なのか見分けるには、いつくかポイントがあります。そのポイントを押さえてチェックすることで、素人でもある程度は本物なのかを確認することができるのです。
素人でも可能な見分け方としては、「縞模様を見る」「光が透けるのか」「ヒビや経年劣化の様子」「全形を保持した象牙なら空洞はあるのか」などが挙げられます。
他にも見分け方はあるのですが、専門知識がないと難しいです。そこで、素人でもわかりやすい見分け方を紹介していきます。
素人でもでもできる象牙の見分け方
縞模様を見る
本物と偽物の象牙の見分け方としては、縞模様を見る方法があります。本物の象牙は、表面に縞模様があります。しかし、偽物の場合には、縞模様がないケースがあるのです。
そのため、縞模様がない象牙は、偽物である可能性が高いです。また、縞模様がある偽物も存在します。ただ、偽物で縞模様があるケースだと、人口的な縞模様となっているだけに、規則正しいものが多いです。ですから、あまりにも規則正しい縞模様がある場合には、偽物の可能性が高いです。
象牙の見分け方として、縞模様のチェックは一番わかりやすい見分け方となっています。本物なのか確認する際は、まず縞模様をチェックしてみてください。
光が透けるのか
本物の象牙なのかの見分け方としては、象牙の表面に光をかざし、光が透けるのかチェックする方法があります。本物の象牙だった場合、薄く光が透けるはずです。
逆に、偽物だった場合は、光が透けない可能性が高くなっています。なぜなら、偽物の象牙に使われやすい材料であるセラミックやレジンは、光を通しにくいからです。
そのため、象牙の表面に光をかざして、光が透けるのかをチェックしてみてください。
ヒビや経年劣化の様子
本物の象牙なのかは、ヒビや経年劣化の様子からも見分けることができます。本物の象牙は、タンパク質からできており、年月が経過するとヒビが入ってしまったり、黄色く色が変化したりしてしまいます。
偽物の場合は、人工的な練り物なので、ヒビが入ったり黄色く変色したりすることが少ないです。そのため、ヒビや経年劣化などをチェックする見分け方があるのです。
空洞はあるのか
もし、全形の象牙を持っている場合には、簡単な見分け方があります。全形の象牙だった場合、本物の象牙なら根元から先端に向かう約1/3くらいは空洞になっています。
逆に言えば、根元の部分が空洞になっておらず、詰まっているなら偽物の象牙である可能性が高いです。ただし、本物の象牙の中にも、空洞に詰め物がされているケースがあります。
これは、重量を誤魔化すためなのですが、そんなケースもあるため、空洞じゃないからといって偽物の象牙ではない可能性もあるのです。
そのため、空洞じゃなかったとしても、他の見分ける方法を駆使して、本物なのかチャックしてみてください。
象牙の見分け方がわからない場合どうすればいい?
鑑定士がいる業者を利用する
象牙の見分け方がわからない場合には、専門の鑑定士がいる業者を利用するのがおすすめです。象牙の買取を行っている業者や骨董品を取り扱っている業者なら、専門の鑑定士がいるはずです。
そのため、買取査定として鑑定してもらえば、本物なのか見分けることができます。専門の鑑定士がチェックすることで、本物なのか確実に判断することができます。
真贋のわからない象牙も買取査定に出してもいいの?
本物なのか不明の象牙であったとしても、買取査定に出しても問題ありません。もちろん、査定による手数料などもないため、安心して買取査定に出してみてください。
象牙を買取査定に出す際には、買取実績を重視するのがおすすめです。買取実績が豊富な業者ほど、象牙について専門知識をしっかり持っており、鑑定士のレベルも高いです。
そのため、しっかりと真贋を見極めてくれて、適正価格の買取査定を出してくれます。ちなみに、ラフテルも象牙の買取実績を記載しています。ぜひ、チェックしてみてください。
まとめ
象牙は古くから人気のある素材だけに、偽物の象牙製品も数多く出回っています。象牙の見分け方としては、「縞模様を見る」「光が透けるのか」「ヒビや経年劣化の様子」「空洞はあるか(全形の象牙の場合)」などが挙げられます。
素人でも、それらの見分け方なら簡単にチェックすることが可能です。しかし、どうしても素人では確実性がありません。そのため、本物なのかわかない場合には、象牙を取り扱っている専門業者を利用するのがおすすめです。
また、本物なのかわからない状態でも、象牙の買取査定は可能となっています。鑑定料なども取られることはないため、真贋がわからない場合でも買取査定に出してみてください。