女性にとって永遠の憧れでもあるダイヤモンド。婚約指輪でもらうなら1カラットのダイヤ!など、雑誌で特集をされることもあります。
ダイヤモンドのわかりやすいイメージとして1カラットという言葉がよく聞かれますが、はたして1カラットのダイヤモンドとはいったいどのようなものなのでしょうか?
また実際に1カラットのダイヤモンドが、いくらぐらいのお値段になるのかを調べてみました。
1カラットとは何の単位?
そもそもダイヤモンドの「カラット」とはどのような単位なのでしょうか?
カラットは宝石の重さを表す単位で、1カラットは0.2gと決められています。ダイヤモンドだけではなく、他の宝石類もこのカラットという単位を使っています。
1カラット未満は小数点であらわします。ニュースなどでも世界最大のダイヤモンドが見つかり、およそ400カラットだったなどの報道がされることもありますね。
カラットと大きさの関係は?
カラットは重さの単位なので、実際の宝石の大きさはミリ単位で表記することがあります。
1カラットのダイヤモンドを上から見た時の大きさは、おおよそ6.5ミリほどになります。
もっともダイヤモンドのカットは上から見た時と、横から見た時でかなり形が違うので、この場合はもっとも直径が広い場所だとお考えくださいね。
カラット数が上がればダイヤモンドの大きさも変わっていきますが、美しさとはまた別の問題になります。カラット数が大きくても値段が上がるばかりではありません。
また表面積が広く厚みが少ない石と、表面積が狭く厚みがある石を比べると、まったくと言っていいほど、ダイヤモンドの輝きが違って見えます。
より多くの光をあつめる方がダイヤモンドとしては人気があり、魅力的に見えます。
1カラットのダイヤモンドは値段も高いの?
1カラットのダイヤモンドって、ものすごく高いんじゃないかな?というイメージがあると思います。しかし1カラットだから値段も高くなるか、というとそういう訳ではありません。
カラットつまり重さだけでダイヤモンドの価値が決まるわけではありません。
ダイヤモンドは「カラー」(色)「カット」(研磨)「クラリティ」(透明度)の3つが揃っているものほど、高い値段で取引されます。またその3つのバランスでダイヤモンドの値段も変わります。カラット数で線引きをして品質はこの3つのクオリティで比較していく、というのがダイヤモンドの比べ方になります。
1カラットのダイヤモンドでもこの3つの条件が低ければ、実はお手頃な価格で買うことができるのです。
実際に1カラットのダイヤモンドのお値段は?
では実際に販売されているダイヤモンドのお値段はいくらくらいなのでしょうか?
ダイヤモンドルース(石だけの裸の状態です)での比較になりますが、値段にとても大きな差があり、約20万円〜250万円ほどで取引されています。
意外にも安い値段から買うことができるのですね。
婚約指輪などジュエリーとして販売されているものは、このダイヤモンドの金額に加え、デザイン、金属素材の値段、ブランドなどの条件が加えられて価格が決まっていきます。
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1カラット未満と1カラット以上のダイヤモンドを比較
ではダイヤモンドは1カラットの大きさが必要なのか、もしくは1カラット以下でも同じイメージが保てるのかを考えてみます。
ここではダイヤモンドの大きさを実感しやすい婚約指輪を、例にあげてみます。
婚約指輪で一般によく販売されているのが、0.3〜0.5カラットのダイヤモンドをセットした指輪です。ダイヤモンド1石のみを使ったものか、周りにもさらに小さいダイヤモンドをセットするかでかなり印象は変わりますが、このサイズだと指にキラッと輝く指輪になるでしょう。
1カラット、もしくは1カラット以上のサイズとなると、あきらかに存在感のあるゴージャスな指輪になります。立て爪のセッティングでダイヤモンドの輝きがはっきりとわかるデザインの指輪になるでしょう。
1カラット以上のダイヤモンドとなると、先ほど出てきたダイヤモンドの質の問題も大きな影響を与えることになります。あまり質がよくないダイヤモンドだと、輝きがやや控えめになる印象となります。
どちらのカラットが良いかは、お求めになる方の好みが大きく影響するでしょう。
1カラットのダイヤモンドとお値段のバランス
単純に大きいダイヤモンドが欲しい、ということであれば、ご予算に合わせて購入しやすい、ややお値段の低いダイヤモンドでも良いでしょう。
品質は少し劣るものの、日々カジュアルに大きなダイヤモンドを使うという心地よさは、ダイヤモンドならではの充実感につながります。
もしこの先、ご家族にジュエリーとして財産を残すというお考えがあるようでしたら、じっくりと良い品質のダイヤモンドを探して、満足のいくデザインと高級感のあるダイヤモンドをご購入されると良いでしょう。
1カラットの高品質なダイヤモンドであれば、そう簡単には出回っていないですし、何よりもジュエリーとしての存在感にあふれています。
1カラットのダイヤモンドというイメージをそぐわない、素晴らしい財産となるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
1カラットのダイヤモンドと言っても、簡単にひとまとめにできない条件やバランス、そして値段がついていることがわかりました。
ダイヤモンドの石の重さだけではなく、ご自分のイメージする色や輝き、そして透明感を持つダイヤモンドに出会えるといいですね。
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