今回は象牙の麻雀牌を買い取りさせていただきました。
ご主人様の趣味で、思い切って象牙の麻雀牌を購入されたそうなのですが、いざ使うのはもったいなく感じてしまい、ずっと使えないままならいっそ金額がよければてばなしてしまおうとのことで、ご来店いただきました。
麻雀牌の状態
さっそく拝見させていただきましたが、使用感はなく、すごくきれいな状態で保管されていました。
象牙は年数が経つにつれ、劣化や色が変わりやすくなるのですが、よく手入れだけは欠かさずして頂いていたそうなのでよほど大事にされていたんだろうと愛情を感じました。
麻雀牌の素材
麻雀の歴史は中国が紀元とされていて誰もが知るところだと思います。
現在多く出回っている麻雀パイは多くはアクリル樹脂性です。
中国で麻雀パイができたころアクリル樹脂などなく象牙を使って作られていたといわれています。
今麻雀パイを購入するとなるとほとんどがアクリル樹脂のもので価格は象牙の麻雀牌に比べて10分の1程度で購入できるそうです。
象牙の麻雀牌で購入していても点棒だけはアクリル樹脂だったことも多々あります。
今回の麻雀牌は点棒、そしてサイコロまでもが丁寧に象牙で作られていました。
さいころまで象牙で作られていることはめずらしく、状態もすごく良かったため今回は30万円つけさせて頂きました。
麻雀牌に登録票の必要は?
大変喜ばれていて売却の方をしていただきましたが、登録票が必要なのではないか?
と、気にされていました。
象牙の印鑑やネックレスや指輪などのアクセサリーなどは必要ありませんが、1本牙の象牙に関しては、この登録票がないと売買できない決まりになっています。
1989年に定められたワシントン条約により、野生動植物種の国際取引に関する条約で象牙製品なども原則禁止になりました。
日本でも1992年に種の保存法を制定したので、違法な取引の防止に努めています。
今現在それぐらい取引することがしっかり厳しく定められているんです。
今回の麻雀牌は象牙の1本牙ではないので登録票は必要ありませんでした。
ご相談や査定など、すべて無料で行っておりますので是非ご相談ください。