こんにちは、今回は象牙を買い取りさせていただきました。
ご自宅に何年も飾られていたそうなのですが、邪魔になってしまったため今回処分を決断されたそうです。
登録票の有無
以前に多店舗で査定をしていただいた際、登録票がないと買い取りができないと言われ、ご自身で調べて登録票をお取りになられたそうです。
こちらが登録票になります。
現在、ワシントン条約の規定により自然環境センターから発行された登録票がないと売買できない決まりとなっています。
40年ほど前に決まったため、それ以前に購入された方はこの登録票がない象牙も多々あります。
よく問い合わせで登録票のとり方がわからないとご相談してくださるお客さまもいらっしゃいますのでお気軽にご相談ください。
象牙の査定ポイント
次に象牙の値段が決まってくるポイントですが主に大きさ、重さ、状態の3点が基準になってお値段が決まってきます。
今回の111cmの7.8kgと大きめの象牙でした。
比較的きれいな状態のまま保管されていましたが付け根の部分にご注目ください。
少し色が変色してしまっているのはお分かりでしょうか?
象牙は人間の歯と一緒で虫歯になってしまうことがあります。
色が変色してしまっていたり黒い線が先端から付け根にかけて何本もあると虫歯の可能性があります。
虫歯の象牙に関しては値段が下がってしまう可能性がありますのでご注意ください。
今回の象牙に関しては、多少の変色はあったものの虫歯ではなかったためマイナス査定にはなりませんでした。
最後に象牙は先端付近以外は空洞になっているため昔に重さをつけて売るために中に石や木などを詰めて重さを増やしている業者が多かったそうです。
象牙を買い取るうえで、付け根のふたを確認のためはずさせていただきました。
まとめ
この象牙には石や木などは入っていなかったため、7.8kgのまま値段をつけさせて頂きました。
特に状態も悪くなく、虫歯や重さなども問題なかったため、11万5000円つけさせて頂きました。
よろこんでいただけてよかったです。
ラフテルでは象牙の1本牙の他にもネックレスや指輪、置物や印鑑などの商材も扱っております。
象牙の商品は徐々に扱わなくなってきている業者様も増えてきており、今後は相場も落ち込んでいくそうなので、処分をご検討されていましたら、ぜひご相談ください。