宝石買取実績 パライバトルマリン リング
お客様情報
お客様: Y様
所在地: 埼玉県
年齢: 50代くらい女性
買取方法:行商買取
売却品: パライバトルマリンリング Pt900 8.4g 0.14ct
買取を依頼した理由
お客様はファッションリングとしてパライバトルマリンを購入したとの事。
やはり中石の大きさが大きくなるとパライバトルマリンは高価になるので、普段でもつけられる大きさとデザインを選んだようです。
それでもパライバトルマリンの独特のブルー色にはこだわり、中石が小さくても色が濃い目のきれいな色のものを探したそうですが、やはり中石の大きさに満足出来ず、売却を検討されたとの事。
色石の査定に定評がある弊社の話をご友人からお聞きになられ、ご来店されました。
パライバトルマリンがどれくらいの価値があるのか、また値段の評価も気になったとのことで、査定を依頼されました。
買取価格
買取金額 ¥57,000-
査定したポイント
今回のパライバトルマリンの中石の大きさは0.2ctです。
カットはラウンドカットでも、ペアシェイプカットでもなく、トリリアントのようなファンシーカットでした。
このカットが中石で使われるのは珍しく、よくエメラルドやサファイヤもたまにあるのですが、やはりファッション的なデザインに使われるものです。
パライバトルマリン自体の色はサイズも大きくない分、特に色が抜けているとかはなかったのですが、最高ランクの色ではありませんでした。
ダイヤのメレーはトータルで0.14ctです。こちらも普通程度のグレードのダイヤメレーでした。
ここでパライバトルマリンの色についての豆知識をひとつご紹介します。
パライバトルマリンの独特の青色は銅(Cu)によるものなのです。
ほかのトルマリンには銅成分は検出されず、通常のトルマリンなのかパライバトルマリンなのかを成分で見分ける一つの方法と言われています。
この銅成分とマンガン(Mn)の含有率の違いによって色の違いが出てくると言われています。
銅の成分は1.5%~3.0%が通常ですが、基本的に多いほど青系の色がでます。
逆にマンガンの成分が多くなると青より緑が強い緑系のパライバトルマリンになると言われます。
銅が3%弱、マンガンが2%ぐらいの比率がきれいなネオンブルーのパライバトルマリンの色になるようです。
日本では緑系の石よりもネオンブルーのほうが相場は高いですよね。
パライバトルマリンリング 買取 まとめ
さて今回のパライバトルマリンの中石の大きさは0.2ctですので、一個石としてはサイズも小さいものになります。
どうしても1ctを超えるきれいなパライバトルマリンのような高値の査定が付くわけではありません。
ですがパライバトルマリンはほとんどが1ctに満たないサイズが多いのです。
パライバトルマリンの一番の希少性の要因は大きな結晶がとれないからなのです。
あとは青色が濃ゆくて照りがあるものが最高級なのですが、やはり色が若干薄いことから、石自体の査定はどうしても下がってしまいます。
パライバトルマリンの照りと言うとやはり蛍光性が強いか、弱いかという事になります。
普通のトルマリンにはないようなパライバトルマリンの自体から発している蛍光性があります。
やはり青色が薄いパライバトルマリンはこの蛍光性も少ないのです。
最高級のカラーであるネオンブルーと石の奥から光る鮮やかな蛍光性が合わさっての評価の高いパライバトルマリンと言えるでしょう。
今回の査定は地金代とダイヤメレー代、そしてパライバトルマリンの石代を含めて57,000円の金額を提示させてもらいました。
パライバトルマリンの買取の基準はまずは石の大きさが1ctあるかないかがひとつの目安です。
次に色や品質によって査定の値段も変動します。
2ctを超える大きさが非常に希少と言われるパライバトルマリンですが、弊社はサイズが小さくても品質の良いパライバトルマリンには出来る限りの値段を付けますので、お持ちの方はまずは査定だけでもご来店ください。