ラフテルでは様々な物をお買い取りしております。
問い合わせが多いのは象牙ですが、象牙をお持ちのお客様の中には、象牙以外にも鯨の歯やイッカク・セイウチの牙などをお持ちで、そういった物についてのお問合せもいただきます。
そういった物でもお買取り対象となりますので、是非ご連絡ください。
買取した商品のご紹介
今回はそんな中から、鯨の歯の査定をご紹介したいと思います。
まず、2018年の年末に国際捕鯨委員会(IWC)から日本が脱退したのをご存知でしょうか。
国際捕鯨委員会は1948年に国際捕鯨取締条約に基づき設立され、日本は1951年に加入していました。
しかし、2018年12月26日、国際捕鯨委員会を脱退して商業捕鯨を再開することを決定したのです。
商業捕鯨が停止されてから30年以上経っての再開になるので、捕鯨関係者にとっては喜ばしいニュースです。
一方で、当然ながら反捕鯨国からの反発の声も広がっています。
国際捕鯨委員会が設立される前、捕鯨は乱獲だったのです。
上記は商業捕鯨の再開となりますが、調査捕鯨はこの30年間も続いていました。
日本の調査捕鯨では、今回お買い取りさせていただいた歯のマッコウクジラの他に、ミンククジラ・ニタリクジラ・ナガスクジラを捕獲しています。
捕鯨問題は長年に渡り論争されていますので、商業捕鯨が再開になったとしても、今後どのように変動していくかは不明です。
鯨が今よりも減ってしまえば、象牙のように規制が厳しくなり、売買に規制がかかるかもわかりません。
現状は鯨の歯の売買は可能です。
鯨の歯 査定ポイント
こちらが今回お買い取りさせていただいた鯨の歯です。
鯨の歯も、象牙同様に重さが重要となります。
重さがあればあるほど価値があります。
今回、重量は553gでした。
この歯はマッコウクジラの物です。
マッコウクジラは歯のある動物では世界最大といわれ、歯も重い物だと一つで1㎏以上の物も存在します。
重さだけでなく大きさもあり、今回の歯も直径で20cm近い大きさがありました。
大きさの次に重要となるのが、やはり状態についてです。
自然界で育っている物なので、形が悪かったり、虫歯があったりする物もあります。
今回査定の鯨歯は、きれいな状態でした。
きれいなのは磨かれている為です。
1kg以上の物で超特大、800g前後の物が特大となります。
ラフテルでの買取
今回の物は553gと、基準でいうち小さめになってしまいますが、きれいな状態でしたので、査定額は25,000円とさせていただきました。
今回は、「ご実家にあった物なのだけど、なんだか分からないのでを査定してほしい」との事で、千葉より店舗までお足を運んでいただきました。
そのご実家にあった「物」こそ、鯨の歯だったのです。
お客様のご祖父様のコレクションの一つだったそうで、ご実家の整理中に発見したそうです。
お客様自身は、これが鯨の歯だということを知らずにお持ちくださいました。
冒頭でも申し上げましたが、ラフテルでは様々な物をお買い取りしております。
今回のお客様のように、価値のあるものなのかわからないという場合でもしっかりとお調べして査定させて頂きますので是非ご連絡ください。