買取した商品のご紹介
今回ご紹介するのは「象牙 一本牙 龍彫刻 5.2㎏」を買取させて頂きました。
品物はこちら
アフリカ象の牙を磨き、中心部分に龍と雲の彫刻を施した美術品と呼べる品物になります。
こちらの品物をご依頼いただいたお客様のお話ですと、40年以上前にご家族の方が海外で土産品として購入されたそうで、居間にずっと飾っていたそうです。
ですが最近象牙の規制強化や海外での象牙の取り扱いをニュースなどで見て売却を考えたそうです。
現在では中国、アメリカ、イギリスで象牙の売買が中止となっており世界的に象牙の売買は批判的になっております。
今現在日本ではまだ売買が可能ですが、いつどうなるかというのはわかりません。
弊社ラフテルにも今年に入ってから象牙関係の問い合わせが増えております。
買取の業界では需要により相場が変動したり、規制などにより売買を中止する品物もあります。
象牙もここ最近は相場が下がり続けていますので、早めに考えるのが良いかもしれません。
状態
今回の象牙の状態ですが、購入から時間が経っているのにも関わらず目立つシミや汚れ、大きな傷は見当たりませんでした。
象牙は素材の特徴で水分を吸ってしまったりするので保管場所が悪いと変色が多くなってしまいます。
査定額
今回の象牙龍彫刻5.2kg¥60,000にてお買取りさせて頂きました。
彫刻の龍の出来もよく、ヒビ割れなどの大きな欠点もなかったため大きな減額はありませんでした。
※現在象牙(牙状・彫刻品)の相場は大きく変動しております。直近の相場は一度お問い合わせ下さい。
査定ポイント紹介
象牙の置物には彫刻がある物とない物があります。
牙状の品物であれば基本的には彫刻がない方が高額査定になりやすいです。
理由として現在は素材としての価値がほとんどになりますので、彫刻が入っているとその分素材として取れる量が減ってしまう為、無垢のほうが高額になります。
例外としては有名な彫刻家が手掛けた品物は素材ではなく美術品として扱うことができますので、倍以上の査定になることもございます。
象牙のお問い合わせで一番多いご質問が「象牙を売却するために必要なものとは?」という質問です。
わかりやすく必要な物は
登録票(牙状の形をしているもの。(20cm以上)
だけになります。
牙の形をしていない彫刻品やアクセサリーなどは登録は必要ないので、そのまま売却が可能です。
まとめ
2019年7月から象牙の登録取得に関する新しい規制が始まりました。
これから新規で象牙の登録をする方はとても大変になります。
登録のいらない物いる物の判断などお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。