買取した商品のご紹介
こんにちは。ラフテルです。
今回買取させていただいた品物をご紹介します。
それはこちら、全長約20cm程もあるとても珍しいサイズの珊瑚で作られた天女像です。
珊瑚には赤珊瑚、桃珊瑚、白珊瑚など様々な種類あがりますが、今回お持ちいただいたのは桃珊瑚と呼ばれるもので、採れる場所は日本近海の小笠原諸島、五島列島や奄美、沖縄や宮古島周辺の深い海底に生息しています。
水深はだいたい200~500mほどの海底になります。
状態
拡大した画像がこちらです。
大変大きな品物なのですが、細部までこだわったとても丁寧な作りとなっております。
こちらの彫刻を見ると所々白っぽい斑点のようなものがあると思いますが、これを「フ」と言います。
これは日本産の珊瑚の特徴で地中海産の珊瑚にはありません。
桃珊瑚は粘り気のある材質が特徴のため、ブローチや帯留め、置物などの彫り物を作るのに適していると言われています。
査定額
今回こちらの天女像は「勇峰」という銘があるもので、800,000円でお買取りさせていただきました。
お持ちいただいたお客様はもともと捨てようと思っていたらしく、あまりの高額査定に大変喜んでいただきました。
ご成約いただき誠にありがとうございました。
確かに捨てようと思っていた置物に800,000円の価値が有ると知ればびっくりしてしまいますよね。
査定ポイント紹介
今回の査定ポイントをご紹介したいと思います。
近年珊瑚の人気が高くなっており、相場が急騰しております。
価値が高い赤珊瑚に比べると桃珊瑚は少し下がりますが、それでも柔らかく暖かい色合いの桃珊瑚も大変人気があり、お品物によってはとても高値が付くこともあります。
査定ポイントの紹介となりますが、まず珊瑚の状態が重要となります。
品物の傷や欠けがあると評価としては下がってしまいますので、保存には十分注意してください。
そして購入時の鑑定書があると評価でプラス査定となりますので、処分せずに保存しておきましょう。
次のポイントは色味の濃さというより白班や色ムラがない珊瑚かどうかが重要となります。
ただ基本的に桃珊瑚は色ムラなどがとても多い珊瑚になります。その中でも均一で模様の美しい物は希少性から高額査定が期待できます。
そして次に世界最高級である日本産珊瑚の特徴である「フ」がうまくカット処理されたものは特に良品となり査定額も高くなります。
この天女の彫刻も所々「フ」が見え隠れしていますが、このサイズにしては少ない方です。
数ある珊瑚の中で最も大きく成長する桃珊瑚ですが、この天女像は全長サイズが約20cmほどで珊瑚の彫刻としては大変大きなサイズとなります。
サイズが大きな珊瑚ほど、採れる量も少なく高額が期待できます。
お持ちいただいた天女像はそこが高評価となり高額査定となった理由と言えるでしょう。
マニアやコレクターからは喉から手が出るほど欲しい一品ではないでしょうか。
これ程のサイズは出回りが少ない希少な美術品となります。今回優美なもの拝見でき目が幸せでした。
桃珊瑚の中でも良質なものを「エンジェルスキン(本ボケ珊瑚)」と呼ばれ大変高値で取引されているのですが、そのような品物もまた高値が期待できます。
ご自宅に桃珊瑚がありましたら一度チェックしてみてください。
もしかしたら、ものすごい評価の高い珊瑚かもしれません。
まとめ
ラフテルではただいま珊瑚や象牙などの彫刻品、置物の買取を絶賛強化中です。
処分に困っている物などありましたら是非いちど弊社までお問合せください。
思いのほか高値でお買取り出来るかもしれません。
まずは一度ご連絡を。スタッフ一同お待ちしております。