買取した商品のご紹介
今回ご紹介するのは珊瑚のリングです。
珊瑚のリングと言えばカボションや真円型にカットする物が多いのですが今回お持ち頂いたリングは真っ赤なマニキュアを塗った爪の様な形でした。
周りにちりばめられているダイヤも弧を描くようにデザインされたプラチナに沿うように配置されており独特の雰囲気がある仕上がりになっています。
珊瑚はパワーストーンとしても大きな力を持っており魔除けや生命力を高めてくれる等色々な力を秘めています。
もともと地中海のベニサンゴが珊瑚漁のルーツと言われておりその歴史は5000年も前から行われており日本で珊瑚漁の歴史は割と浅く明治時代に高知で行われたのが最初ですが日本近海で獲れた珊瑚はヨーロッパを中心に質の高さで知れ渡り高額で取引が行われていました。
因みに安全性の向上した潜水艦での珊瑚漁が始まったのは割と近年で1979年鹿児島の奄美で始まったとされています。
状態
状態は表面に大きな傷も無くツルっとしていて質感も良い状態でした。
大きさの割に赤色も濃厚でムラも無くきれいな状態です。
査定額
査定額は32,400円です。
査定ポイント紹介
珊瑚の査定ポイントはカラーと模様、カットとサイズによって決まります。
今回お持ち頂いた商品のポイントで言うとカットが独特だったので大きさとカラーがプラスのポイントとなりました。
やはりサンゴのカットは真円型とカボションカットが人気なのでカットは少し残念な要素となりました。
まとめ
さて冒頭で珊瑚のリングは珊瑚の大きさが査定に関係してくるかというお話ですがもともと珊瑚はサンゴ虫という生物によって形成され一見植物の枝の様に見えますがイソギンチャクやクラゲの仲間です。
貴重なサンゴを形成するサンゴ虫は八放サンゴという水深100~400mに根を下ろし生息しその集合体によって形成された物が装飾品の珊瑚となります。
つまり生息している場所と桃色珊瑚の一例で言うと珊瑚の成長速度は1年で0.15mm程度と言われており大人の小指の大きさになるのに約50年かかると言われています更に珊瑚漁は危険を伴う漁とされ歴史の中では沢山の人が無くなっています。
以上の事からサンゴの大きさは価格を決める大きな要素と言えると思います。
最後に3月の誕生石されている珊瑚ですがこれは日本独自の文化の様です。
珊瑚はとても貴重な物ですご自宅でしまいこんでいては勿体ないです。
タンスの肥やしになってしまっている珊瑚のアクセサリーがありましたら是非当社まで一度ご相談下さい。