今回はエメラルドの最も輝く様々なカット方法紹介いたします。
【カット方法紹介】
今回のこのエメラルドは正面からみても非常に周りのメレダイヤの装飾のバランスもよく、小さい石ですが透明感があり綺麗に輝いて見えます。
エメラルドは世界4大宝石に数えられている宝石で神秘的な深い緑が美しく不動の人気があり、エメラルドのカットはダイヤモンドのようにブリリアンカットはまずありません。
そこでエメラルドがもっとも輝くカットは何かが非常に重要です。
【エメラルドカット】
まずエメラルドのカットの種類をご紹介して行きます。
エメラルドで代表的なのは名前のごとくエメラルドカットです。
エメラルドの破損を防止するために写真でもわかるように角を削って8角形になっているカットをエメラルドカットといい、テーブル面も広くなる為宝石の透明度が上がり見た目もよくなりますので多くのエメラルドはこのカットです。
他にはスクエアカットと言って角が削られてないシンプルなトップが特徴で古いアンティークなジュエリーに見られます。
さらにプリンセスカットというのもあり見た目は非常にエメラルドカットと似ていますが宝石の輝きを引き立たせてカットにより原石が失われる割合が少ないというメリットがあるカットです。
写真のように違う角度から見ても透明感があるカットはエメラルドカットですね。
裏から見ても綺麗で透明感が感じられます。
【カボションカット】
さらにカットの種類として多くの宝石で見られるカボションカットがあげられます。
カボションカットは透明感のない宝石やモース硬度7以下の宝石に多く見られるカットで
底辺を平にカットし上部のところを半球面にカットすることによって傷など目立たなくする効果がありますがエメラルドは比較的大きなCtの石にも見られます。
エメラルドカットは20世紀に誕生したといわれていますがそのカットの魅力が多く知れ渡るようになったのは始めはダイヤモンドに多く使われるようになってからだといわれています。
ヨーロッパなどでは永遠の愛を誓う証として王妃に献上したといわれており、その時はほとんどエメラルドカットが好んで使われたといわれています。
【まとめ】
最後にまとめですがエメラルドの品質にあったカットも幾つかあり原石の性質によってもカットが使い分けられています。
クレオパトラやシーザーも好んでいたエメラルドは幸福、希望、安定とされているなど魅力的な宝石です。
現在婚約指輪として代表的なダイヤモンドでも純粋で透明感の出るエメラルドカットが流行し始めています。
やはり一番のカットはエメラルドカットです。
エメラルドカットが一番である理由があります。
多くの宝石にはそれぞれの特徴や欠点を補うためのカットが施されています。
エメラルドカットはトップの位置に平らな四角の面があり下に向かうと階段状に広がったカットでステップカットと言います。
このカットが多くエメラルドに使われる理由はエメラルドの原石の特徴によるものです。
エメラルドの原石を見ると6角柱の形をしている為6つの平らな面をカットする方法はどの様なカットがベストなのかで考案されたカットで各側面が平らなテーブル平らなカットすることによって複屈折のエメラルドの色合いを美しく見せるベストのカットなのです。
さらにエメラルドはモース硬度では硬い石ですが弱点として内部に内包物が多く有る結晶としては脆いため衝撃に弱く簡単に台座につけた時に割れることもあり職人泣かせです。
その為脆弱さをカバーする為に角を少なくした4角や8角のエメラルドカットが使われています。
そして最大の美しく見せるカットの理由としてエメラルドの屈折率によるものでエメラルドは屈折率が低い為エメラルドの深い緑を綺麗に見せる為に工夫されたのがエメラルドカットなのです。
エメラルドに限らず多くの宝石でこのカットが使われていますのでぜひ自身の装いにエメラルドカットの宝石を身につけるのも良いと思います。