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金メッキアクセサリーの高価な買取は可能?  メッキ製品と貴金属製品の違いを解説

引き出しの中から金色のリングを見つけた、銀色の食器を見つけた、そんな経験もあるのではないでしょうか。本物じゃないだろう、と思っても、そのまま捨ててしまう前に、まずは買取に出すことを検討してみてください。

銀と金のブレスレット



この記事では、金属製品を売る際に役立つ、メッキ製品とは何か、貴金属との違いなどの基礎知識から、高額買取の可能性があるメッキ製品の特徴などを解説します。




金メッキとはどんな製品? メッキ加工の理由とは

金色の懐中時計


メッキ加工をする目的

そもそも、メッキという言葉は、技術を意味する言葉です。主となる素材に金属の膜を加工する技術のことで、金属だけでなく、ガラスやプラスチックなどの非金属の表面にも施すことができます。メッキ加工を行う目的は複数あり、メッキを施すことで、さまざまな機能を素材に追加することができるのが魅力です。

わかりやすい部分では、装飾として見た目を美しくできることがあるでしょう。単体では輝きのない素材でも、メッキ加工によって輝かせることができます。機能面では、防食性や耐久性を高めることができるのも大きな特徴で、素材のサビや腐食、劣化などを防ぎやすくなります。他にも、電流を流しやすくしたり、熱を伝わりやすくしたり、などのように、素材に機能をプラスして機能性を上げたいときにもメッキ加工は役立つ方法です。


金だけじゃないメッキの種類

メッキといえば金の印象が強いこともあるかと思いますが、メッキ加工に使われる金属は、金の他にもいろいろな種類があります。銀、銅、ニッケル、クロム、亜鉛などさまざまにありますが、どの金属を使うかによって得られる効果やデメリットも変わるため、用途に合わせて最適な金属を選ぶこともポイントです。

例えば、金は耐食性に優れていて、見た目も豪華なため、アクセサリーやベルト、時計などによく使われています。一方、銀も輝きの面ではアクセサリーに適しているのですが、酸化しやすいというデメリットがあるため、変色を防ぐ対策が必要になるでしょう。アクセサリーのメッキ加工には他にも、プラチナやロジウムなどが使われています。


金メッキと金張りは違うもの?

金メッキと金張りは、どちらも金でコーティングされているところが共通しているので同じように思われがちですが、金メッキと金張りは区別されています。わかりやすい特徴として挙げられるのは、金張りの方が金メッキよりも金の厚みがある、という点です。金張りの方が金メッキよりも金の量が多く使われていることなどから、その点だけを比較すれば金張りの方が高価になるでしょう。

その他、金メッキは電気を使い、金張りは熱を使う、といった、金を付ける際の技術方法の違いも挙げられます。金メッキは金の量が少ないため制作のコストパフォーマンスは良いですが、膜が薄いため剥がれやすいというデメリットがあるでしょう。また、金張りは金が厚いため価値の他に耐久性のメリットもありますが、コストや手間がかかるのがデメリットです。




金と金メッキ、価値はどれくらい違う?

二つの金色のリング



では、貴金属製品とメッキ製品にはどれくらいの価値の差があるのでしょうか。よく比較される金と金メッキについて、違いを見てみましょう。


金製品にも種類がある

金製品と一言で言っても、必ずしも100%の部分が金でできているとは限らず、他の金属を混ぜて作られている場合もよく見られます。そのため、金の純度によって種類があり、価値も異なります。金の純度については24分率が使われているため、10金、14金、18金、22金、24金などの表記をよく見かけることがあるのではないでしょうか。

例えば、18金は金が約75%含まれているものです。24金は純度100%の金となりますが、99.99%以上のものに対しても表記されることがあります。純度だけを見れば、資産価値としては18金よりも24金の方が高くなるでしょう。ただし、金は柔らかい素材で傷も付きやすいので、24金は日常的に使用するアクセサリーの場合には不向きで、18金の方が扱いやすいというメリットがあります。


金と金メッキの商品価値は大幅に異なる

上記で解説したように、金の中でも純度によって価値が異なることもあり、表面だけを金でコーティングしている金メッキとの価値の差は大きいのが実状です。ネックレスや指輪など幅広く使用されるアクセサリーも、金や銀、プラチナなどの貴金属でできたものはジュエリーと呼ばれることがあるように、貴金属製品は特別な印象を持たれていることがわかります。

そのため、見た目は同じようでも金メッキ製品の価値は金とは大幅に違うため、あらかじめ大きな差があることは理解しておきましょう。ただし、金メッキ製品には金としての価値は期待できないものの、それ以外の価値がある場合もあります。このような違いを認識した上で、買取に出す前には金とはまた違うその他の価値を探ることがポイントです。




メッキ製品は目で見てわかる? 簡単な確認方法をご紹介

虫眼鏡を持っている手


貴金属製品とメッキ製品は価値が大きく異なる場合もあることから、専門店への買取査定に出す前には、あらかじめ出したい品物の相場を知っておくと参考になるでしょう。とはいえ、金と金メッキや金張り、銀と銀メッキなどは、見た目は同じ色合いのため、価値を検討する際にはまずどちらなのかを見分ける必要があります。専門知識がなくても比較的すぐに見分けられるポイントをいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。


製品の刻印をチェック

貴金属製品とメッキ製品には簡単に内容がわかるように刻印が入っていることがありますので、まずは刻印の内容をチェックしてみてください。とてもわかりやすい方法で、意味さえわかれば簡単に確認できます。

例えば、金製品にはカラットを意味する「K」と数字の刻印が見られます。18金なら「K18」、24金なら「K24」などの表記となるでしょう。ただし「18K」や「24K」のように、Kが数字の後に付いた「あとK」と呼ばれるものは、金の含有量が低い偽物が紛れている可能性があるため注意が促されています。

金とはまた違い、金メッキ製品の場合は“Gold Plated”を略した「GP」、金張り製品の場合は“Gold Filled”を略した「GF」の刻印が表記されていますので、アルファベットを見れば簡単に見分けることができるでしょう。全体の表記としては、使用している金の種類も含めて「K18GP」や「14KGF」などがあり、文字の並びの基準はやや幅広いです。

また、他の貴金属製品とメッキ製品についても、銀製品には銀の含有量を表す「925」や「SILVER970」、銀メッキ製品には“Electro Plated”を略した「SILVER E.P」、プラチナ製品には「Pt950」や「Pm850」、プラチナメッキ製品には“Platinum Plated”を略した「PP」や「PTP」などの刻印の違いがありますので、それぞれの刻印の意味を調べて見極めてみましょう。


磁石の反応をチェック

製品に磁石を近づけて反応を見るのも、簡単に確認しやすい方法です。この方法は、製品の内部にどのような素材が使われているのかを確かめる、という考え方です。例えば、金やプラチナは磁石に反応しない性質があるため、調べた製品が磁石に引き付けられるようであれば、メッキ製品の可能性が高いでしょう。

銀の場合はわずかに磁石に反応する性質がありますが、磁石に強く引き付けられるようであれば、他の金属が内部にあるメッキ製品の可能性が高くなります。ただし、貴金属の他にも磁石に反応しにくい金属はあり完全な判別は難しいため、他の方法と併用して調査するのがおすすめです。


貴金属の特徴と比較して品物の状態をチェック

貴金属製品とメッキ製品を見分ける方法は他にも、重さや色合い、衝撃音、表面の状態などさまざまにあります。貴金属の特徴をよく調べて、お手持ちの製品の特徴と見比べてみましょう。

例えば、金は金属の中でも重さがあるため、製品自体の重さも見分ける際のヒントになります。金と金メッキでは金メッキの方が軽くなるため、調べたい品物と同じような大きさで素材のわかっている物と重さを測って比較するとどちらか検討が付きやすくなるでしょう。ただし、アクセサリーのように品物自体が小さい場合は比重まで調べないとわからない場合があります。

プラチナの場合は、比重が大きい特徴があることから、比重を調べることで見分けやすくなることがあります。とはいえ、比重を一般家庭で調べるのはやや難しいので、買取専門店で調べてもらう方が簡単に済むでしょう。

他に、金には特有の色があるため、色合いを見て判断する方法もあります。純度の高い金はオレンジがかったような深みのある黄色になり、金メッキの場合は黄色に「てかり」が加わったような色が特徴ですが、製品を見るのが初めての場合など見慣れていないと難しい判断方法です。

銀の場合は、衝撃音で確かめるというユニークな方法があります。銀は物に当たった場合に澄んだ音のように特徴的な音が出ることから、落としても問題のなさそうな製品は床に落として響きを確かめる方法がありますが、製品にダメージを与えてしまいそうなときは避けましょう。

また、劣化したメッキ製品は表面が剥がれて下の素材が部分的に見えていることもあります。製品の表面をよく観察して、一部分だけ色の違う部分が出ていないかどうかもチェックしてみてください。




メッキ製品が高く売れるケースとは?



宝石・希少価値・ブランドのあるものは高額査定の可能

メッキ製品は、表面に使われている部分の貴金属については価値が期待できないことが多いですが、ダイヤモンドやエメラルド、ルビー、サファイアなどの宝石が付いていれば高く売れる可能性があります。また、優れたデザインや流行のデザインなど、デザイン性に特徴があるものや、希少性の高いものも価値につながる可能性があるでしょう。

加えて、ブランド品も高額査定につながりやすい特徴です。アクセサリーの場合はエルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなど、食器ではクリストフルやエルキューイ、マッピン&ウェッブなど、メッキ製品でも人気の高い高級ブランド品は査定金額に期待が持てるため、ブランドも忘れずにチェックしてみてください。




メッキ製品の価値に悩んだら、買取専門店への相談がおすすめ

金色のフォークや金色に装飾されたグラスの置かれた食卓


貴金属製品とメッキ製品の見分け方や正確な価値の判断には、専門的な知識も必要になります。売却についての標準的な情報も見つけづらいことから、買取価格の相場を単純な一覧などで把握することも難しいでしょう。そのため、高く売れるのかどうか悩んだときやお手持ちの品物がたくさんあるときは、買取専門店の査定サービスを利用するのがおすすめです。

たくさんのメッキ製品の中に貴金属製品が紛れ込んでいる場合もあるため、まとめて査定に出してしまえば時間の節約にもなるでしょう。また、見た目で青かびのようなものが付いている製品でも高額査定になった実績があるなど、専門家に価値を見つけてもらうことで思わぬ利益を得られる場合もあります。

店頭買取だけでなく、店舗に行かなくても出張買取や宅配買取サービスを無料で利用できるため、まずは電話やメールなどの受付窓口で相談してみるのも良いでしょう。買取専門店のHPで買取の方法や流れをチェックするのも参考になります。


▼買取専門店「ラフテル」の買取方法や流れ、査定手順についてはこちらから

まとめ:価値あるメッキ製品を探すのも楽しみのひとつ

メッキ製品の中から掘り出し物を見つけるのも楽しみのひとつです。本物の貴金属が混じっている可能性もありますので、メッキ製品だから価値がないと決めつけず、まずはお手持ちの品物の価値を見極めてみませんか。

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