名前:K様
年齢:50代
所在地:浜松市
買取した商品:pt900 ブラックオパール 9.1g 2.99ct 0.47ct
買取した品物のご紹介
気品のあるマダムからのお持込みでした。
こちらの写真をご覧ください。

青と緑のコントラストがとってもきれいなブラックオパールのリングですね!
状態
違う角度からも見てみたいと思います。
こちらの写真をご覧ください。

リングサイドにはメレダイヤを使っておりオパールを引き立てています。
見たところ、メレダイヤの外れもなく、オパールの欠けも見受けられず、リングのゆがみなどもありませんでした。
査定額
こちらのブラックオパールのPtリング¥220000をご提示させていただきました。
査定ポイント紹介
ブラックオパールは、その美しさと希少性から「オパールの王」とも称され、高値で取引される宝石の一つです。
しかし、その価値を正しく査定するためには、いくつかの重要なブラックオパールの査定ポイントについて詳しく解説します。
1. 遊色効果(プレイ・オブ・カラー)
ブラックオパールの最大の魅力は、その美しい遊色効果にあります。
遊色効果とは、光の干渉によってオパール内部に多彩な色が現れる現象を指します。
査定においては、以下の要素が重視されます。
色の種類:赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫など、複数の色が見られるものほど高評価。
色の鮮やかさ:明るく鮮明な遊色が強く出るほど価値が高い。
パターン:ハーレクイン(市松模様)やフラッシュパターンなど、希少性の高い模様は評価が上がる。
視認性:角度を変えても遊色が美しく見えるものが好まれる。
2. 地色(ボディカラー)
ブラックオパールの地色は、その価値を大きく左右します。
オパールには様々な地色がありますが、ブラックオパールは特に暗い背景色を持つものを指します。
ブラック(真っ黒):最も価値が高い。
ダークグレー:黒に近いものは比較的高価。
ライトグレー:暗色であっても明るすぎると価値が下がる。
地色が暗いほど遊色が際立つため、査定では地色の濃さも重要な要素となります。
3. 透明度と品質
ブラックオパールは半透明から不透明まで幅広い透明度を持ちます。
一般的に、透明度が高すぎるとブラックオパールとしての特徴が薄れるため、適度に光を透過しつつも深みのあるものが好まれます。
また、内部のインクルージョン(内包物)やクラック(ひび割れ)が少ない方が価値が高まります。
4. サイズとカット
ブラックオパールの価格は、サイズによっても大きく異なります。
カラット数が大きいものは希少で高価。
カットの質も重要で、カボションカット(丸みを帯びたドーム型)が一般的。
**シンメトリー(対称性)やポリッシュ(研磨の仕上げ)**の良さも評価基準となる。
5. 産地と鑑別書
ブラックオパールの主な産地はオーストラリアのライトニングリッジです。
この地域のオパールは特に高品質で評価が高く、産地が明確なものは査定時にも有利になります。
また、宝石鑑別書があることで真贋や品質が証明され、取引価格が上がることが多いです。
6. 加工の有無
ブラックオパールには、以下のような加工が施されている場合があります。
トリートメント(人工的な処理):染色や加熱処理が施されたものは価値が下がる。
ダブルレット・トリプレット:薄いオパールを黒い素材と接着したものは、ブラックオパールとしての評価が低い。
天然の未処理ブラックオパールが最も価値が高いとされます。
まとめ
ブラックオパールの査定では、遊色効果、地色、透明度、サイズ、産地、加工の有無などが重要なポイントとなります。
特に、遊色の美しさと地色の濃さは価値を決定づける要素であり、希少なパターンを持つものは高額で取引されます。
正しい知識を持ち、適切に査定を行うことで、ブラックオパールの本来の価値を最大限に引き出すことができます。
いかがでしたでしょうか。一概にオパールと言っても色々な色があり、形があり、価値が違ってくるということがお分かりいただけるでしょうか。
弊社ラフテルでは、東京御徒町に本社があり、宝石の町と言われるところなので石の目利きに精通した査定員が多く在籍しております。
ぜひ一度お手元の宝飾をお持ち込みください。
皆様のお越しをお待ちしております。