名前:H様
年齢:70代
所在地:神奈川県横浜市
買取した商品:カメオ ブローチトップ 天然シェル 鑑別書付き
買取した品物のご紹介
今回、横浜市にお住まいのお客様よりお譲りいただいたのは、現代カメオ彫刻の名匠として知られる「Jannaccone Carmine(ジャンナッツォーネ・カルミネ)」氏の手によるシェルカメオブローチです。

カメオには大きく分けて、貝を原料とする「シェルカメオ」と、瑪瑙(めのう)などの石を原料とする「ストーンカメオ」がありますが、こちらは天然のサードニクスシェル(唐冠貝)を使用した逸品です。優美な女性の横顔と共に、愛らしい2羽の鳥と花々が彫り込まれており、非常に物語性の高いデザインとなっております。
状態


非常に大切に保管されていたことが一目でわかるコンディションでした。 シェルカメオは天然の貝を使用しているため、経年による「ヘアライン」と呼ばれる細かなひび割れや、乾燥による反りが出やすい繊細なジュエリーです。
しかしこちらのお品物は光に透かしても亀裂は見当たらず、表面の艶も当時のまま維持されていました。
また枠には贅沢にK18(18金)が使用されており、裏面の金具部分(ブローチピンやペンダント用のバチカン)の動作もスムーズで貴金属としての価値も損なわれていない「極美品」の状態です。
査定額
50,000円
作家の証明書が付属しており、彫りのクオリティが極めて高かったことから、市場相場を最大限に反映させた高価買取とさせていただきました。
査定ポイント紹介
「カメオの良し悪しや査定額はどこで決まるの?」というご質問をよくいただきます。今回の5万円という査定額に至った具体的なポイントを3つ解説します。
1. 作家性と証明書の有無
カメオは「工芸品」としての側面が強く、誰が彫ったかという「作家名」が価値を大きく左右します。
今回の作者であるカルミネ氏は、イタリアのトーレ・デル・グレコ(カメオの聖地)でも名高い彫刻家です。
お品物と一緒に、作家名とシリアルナンバーが記された「証明書」が揃っていたことは、真贋の証明だけでなく、再販時の信頼性に繋がるためプラス査定の大きな要因となりました。
2. 彫りの深さと立体感(コントラスト)
カメオの良し悪しは、色の層をいかに活かしているかで決まります。
安価なカメオは彫りが浅く平面的ですが、本作は女性の髪のウェーブや、鳥の羽一枚一枚までが立体的に浮かび上がっています。
シェルの茶色の地色と、白い層の厚みを使い分ける高度な技術「浮き彫り」が完璧になされており、背景と被写体のコントラストがはっきりしているものほど、芸術的価値が高まります。
3. 枠の素材と総重量
ジュエリーとしての価値も重要です。
今回のお品物はバチカン部分に「K18」の刻印があり、枠もしっかりとした造りでした。総重量が16.3gとシェルカメオとしてはボリュームがあったこともポイントです。
昨今の金相場の高騰により、枠そのものの価値が底上げされているため、安価なメッキ製品やシルバー製品に比べて、18金枠のカメオは査定額が飛躍的に高くなります。
まとめ
カメオはダイヤモンドのような「石のカラット数」だけで決まる査定とは異なり、彫刻家の技術という「芸術性」と貴金属としての「資産性」の両面から評価される奥深いお品物です。
今回のお客様は「昔イタリア旅行で購入したけれど最近は重く感じて使わなくなってしまった。
価値がわかる人に譲りたい」とのお悩みでご相談くださいました。
思い出の詰まった大切なお品物を、その価値に見合う価格でしっかりとお引き受けでき、大変光栄に存じます。
ご自宅のジュエリーボックスに眠っているカメオはございませんか?
「作家の名前がわからない」「枠が何でできているか不明」という場合でも、専門の査定士が丁寧に拝見いたします。
証明書や箱がなくても査定は可能ですので弊社ラフテルへぜひお気軽にご相談ください。
横浜市のお客様、この度はご来店いただきまして誠にありがとうございました。










