中国切手カタログとは
中国切手のカタログとは、○○年から○○年までに発行された切手を紹介している冊子となります。
一般的に本屋で購入することができるので簡単に手に入れられる品物となっています。
財団法人 日本郵趣教会が毎年発行をしているカタログが多く流通しています。
このカタログには詳しく一つ一つの中国切手の情報が記載されており、その切手がどのようなものでいつ発行されたのかをすぐに確認することができます。
中国切手カタログには何が書いてある?
日本郵趣教会が発行している中国切手カタログでは以下の項目が記載されていました。
・発行日
切手の発行年月日を西暦で示しており、セットのもので何回かに分けて発行されたものは最初の発効日を示し図案説明の後にのちの年月日を示しています。
・編号
新中国切手に特有のもので、切手の印面下部にインされている整理番号のことです。
・名称
切手のハック目的や記念銘のことです。
・英文名称
中国当局発表の英文名称のことです。
・印刷版式
平版、凹版、グラビア及びその掛け合わせを示しています。
・目打ち
4辺の目打ち数が同じときは「P11.5」と示されており、横と縦の目打ち数が異なるときは「P11.5×11」のように横×縦の順で示されています。
・裏のり
うらのりがある場合だと特定の記号が記されます。無い場合だと空欄ということです。
・原図作者
切手の原図作りに携わった人を「記号・番号」で表示したものです。
日本郵趣教会のカタログではO=原画作者、D=デザイナー、P=写真撮影者、E=彫刻者のことを示しています。
・切手番号
切手のカタログ番号で、そのカタログに採録されているすべての切手に独立して与えられた通し番号のことです。
・額面
切手の印面に表示された金額で郵便に使用できる価格です。
・図案説明
切手図案の簡単な説明です。
・発行枚数
切手の発行枚数で、単位は「万枚」です。
このように中国切手カタログには沢山の情報が掲載されております。
発行日、編号、額面、発行枚数などは特に中国切手を売却する場合に見られる項目となってきます。
もし、中国切手を所持しているのであればカタログを購入して自分が所持している中国切手の価値がどれほどのものなのかをカタログとインターネットを併用して見てみると答えがでてくるかもしれません。
中国切手を購入する方法
中国切手のカタログを購入し、見ていると欲しくなってしまった中国切手があるかと思います。
中国切手を購入できる場所は多数あります。
個人間の取り引き、切手屋、リサイクルショップ、ネットオークション等様々な取引方法があるのでプレミア中国切手ではなければ入手は簡単です。
個人間の取り引きでは、知り合いとの取り引きを示します。
これは現物を手に取って確認することができるため、比較的偽物を購入する可能性は低いと考えられます。
しかし、この取り引きは信用が持てる相手との取り引きをオススメします。ネットで知り合ったなどの繋がりの相手は知識を振りかざして普通より高い金額を提示してくる可能性もあります。
次に、切手屋です。こちらも人気や知名度のある店である場合、偽物を購入してしまう可能性は低くなりますが、プレミア中国切手を販売している切手屋は極めて少ないと感じます。
プレミアのついていない中国切手の場合は気軽に購入することのできる場所が切手屋ではないでしょうか。
次にリサイクルショップです。こちらは中国切手の本物と偽物を見分けられる店員が少なく買取りも雑となっています。お客様から買取りを行った本物か偽物かわからない中国切手を販売している場所もあり、信用性に欠けます。
中国切手を見る知識がご自身にあるのであれば、確認をして購入することはいいかと思いますが、素人の方はむやみに手を出すのは危険でしょう。
最後にネットオークションです。このネットオークションが中国切手の主な取り引き場所と言っても過言ではないほど流通量は激しいです。
しかし、現物が見れず、写真と相手の評価だけで本物か偽物かを見極めなくてはなりません。これはとても難しい購入方法であるが捨てることはできない購入場所ということになります。
プレミア中国切手を購入する場合はネットオークションでは品物数が多いため、そのプレミア中国切手の知識を蓄え、写真を注意して見てから購入しましょう。
中国切手カタログの価格
中国切手カタログの価格はこれもピンからキリまであります。
今回紹介するにあたって使わせていただいたのが、「JPS新中国切手カタログ」です。これは年別に発行されているカタログであり、価格は1,500円ほどから2,500円ほどとなります。
新しいカタログは値段が高いという考え方で大丈夫でしょう。
中国切手の知識を集めたいのであれば、カタログを持つことでその中国切手の本来の価値に気づく可能性があります。
注意点として、所持している中国切手を売却するときにもカタログに載っている価格で売却することは難しいです。
中国切手カタログは、あくまで、評価額であって、買取価格を記載しているわけではないからです。
ただ、価値ある中国切手は、評価額も買取価格も高くなるので、中国切手カタログの評価額は、目安にはなるかと思います。
決して高価ではないカタログですが一度御購入されてみてはいかがでしょうか。