中国切手買取実績 赤猿(子ザル)
お客様情報
お客様: A様
所在地: 神奈川県
年齢: 50代(男性)
買取方法:店頭買取
売却品: T46 年賀切手 子ザル
買取を依頼した理由
最近、テレビ番組の報道で、中国切手が高額に買取されているのを知ってから、当時、貿易商をしていた父親から中国切手のアルバムをもらったことを思い出したそうです。
とくに、切手をあつめてコレクションするような趣味はなかったので、戸棚に入れたままの状態だったそうですが、もしかすると、この切手のなかに高額になるような切手があれば、いいなあという思いで切手を買ってくれるところを探していたそうです。
でも、いったいどこに持っていけばよいのか迷っていたところ、ちょうど、新聞の折り込みチラシに切手を無料で査定してくれるラフテルさんを見つけたので、仕事の休日を利用して、中国切手をみてもらうことにしました。
しかも、高額査定になる切手が一枚、持ち込みしたアルバム切手のなかに含まれていたので、大変うれしかったです。
こんなことなら、当時の中国切手をあつめておけばよかったと、つくづく感じましたとおっしゃっていました。
買取金額 13万円
中国切手査定したポイント
この中国切手は、通称「赤猿」と呼ばれているもので、よく中国切手の高額対象として有名な切手のひとつになっています。
この切手は、中国の郵便局員の方達が、切手販売のノルマを達成するためになかば強制的に給与と引き換えに買わされた切手だったのです。
しかし、中国ではじめての年賀切手の申ということもあり、発行枚数が少なかったため、数年後にプレミア価格が市場でつくようになりました。
バラの赤猿だと一枚あたり、数万円ぐらいの価値がありますが、三十年経過していることもあり、保存状態がよくないと、擦れていたり色焼けがあったりするので、現状の切手がどのような保存状態にあるのかをみてから、お値段を判断していきます。
そして、この赤猿の切手は、縁起物として人気がある中国切手になるので、数多くのレプリカが市場に出回っています。
そこで、80年代精密に製作された赤猿と近年に模造された赤猿には大きな違いがあります。
切手は料金を前納した証紙になるため、郵政事業をおこなっている組織は、精巧なデザインを美しく印刷するための技術を駆使することで、偽造防止をはかっています。
そのことから、赤猿のこまかいデザインをみることで本物なのかどうか判断していきます。
中国切手買取 まとめ
現在でも高額対象になるような中国切手は、高額取引が可能になるので、模造されたレプリカが市場に大量に出回っています。
切手は、本来、料金の証紙になるので、粗雑に製作されていることはまずないはずですし、偽造されることがあってはならないものです。
しかし、高額になればなるほど切手を投機目的として収集されている方や世界中の切手を蒐集されている方がいる限り、プレミア切手の偽物は、数限りなく作られていくかもしれません。
さきほどの赤猿はバラで状態の悪いものでも数万円、シートだと数百万円で取り引きされることもあるそうです。
しかも、赤猿は縁起物で、発行部数が少ないことから人気が衰えることがないものになっています。
この赤猿が有名になったのは、当時、中国の武漢で郵便局員をしていた秦氏なる人物が、赤猿の1シート(80枚)を120万元(約1500万円)で市場取引したことがきっかけとなって、瞬く間に80年代に発行された申年の切手が有名になっていきました。
赤猿は一枚8元なので、現在の外国為替レートで日本円になおすと約128円ぐらいのものですが、証紙以上の価値を持った切手になると、驚くほどの価格が付いていくのが切手の世界なのかもしれません。