ご依頼のお客様は60代の上品なご婦人で、宝石は昔から好きで色々お持ちの方です。
特に写真にあるピンクサンゴの帯留めは仕事がら着物を着る機会が多く5年前にデパートで購入されたとの事。
以前テレビの査定番組で珊瑚が高額になったのを見て一度査定してもらう事にしました。
珊瑚とは
写真のように宝石になる珊瑚は別名、宝石珊瑚と言われます。
宝石珊瑚は深海100m~400mの海中に生息していて、八放サンゴというサンゴ虫が作り、プランクトンを食べ、内部に骨を作り増殖して形成されます。
サンゴには、それぞれの部位には寿命があり、死滅した後は、骨部分の外側の骨部分だけが残ったものが、宝石の珊瑚になるのです。
日本産の珊瑚の特徴としてフ・骨と呼ばれる白い斑点模様があります。
お客様の珊瑚は写真でもわかるように国産ですね。
フ・骨、国産の証になるのですが、珊瑚の価値としてはフなど少ないほうが高価値になります。
ご参考までにお伝えいたしますが地中海産の珊瑚は、国産とは違いフがないのが特徴で、全体的な色合いの斑がなく透明感も無いのも特徴です。
今回の珊瑚の状態
お客様の珊瑚は、日本近海で採取することができるピンク珊瑚で色味も薄いピンク色ですので人気が高く、業界では別名、エンジェルスキンや本ボケとも呼ばれています。
珊瑚は最初原木と言われ木の枝のような形で、加工して研磨することによって美しい珊瑚の宝石になります。
お客様の桃珊瑚は、他の珊瑚よりも粘り気がある材質で細部の彫もしやすいので、ブローチや帯留めに使用されることが多くみられます。
今回の珊瑚の査定ポイント
お客様の珊瑚の査定ポイントはいくつかございますがいくつか取り上げてみました。
一つ目は、先程お話をしたフと色味になります。
全体的に色合いが均一でフの出方もすくなく大変良い状態ですが欲を言えば、白濁、筋などが少なければワンランク上の高い査定になりました。
読者の方で今後珊瑚の宝石を手放そうとお思いの方がいましたら買取に出す際に高額査定になる秘訣をお教えします。
それは何と言っても、お手入れの一言です。
珊瑚は主に炭酸カルシウムで出来ていて、硬度は低く、真珠と同様に汗や酸に弱いという特徴があります。
使用後は柔らかい布で優しく丁寧に拭き硬度が低いので力強く拭くと割れや傷の原因になりますのでご注意ください。
また、経年劣化の予防として密封できる入れ物の中に保管することです。
以上がより高額査定になるポイントになります。
ラフテルでの買取
さて、長文お付き合いいただき誠にありがとうございました。
ラフテルでは今話題の珊瑚を通常より高額買取を行っています。
先ほども言いましたが珊瑚はとてもデリケートな宝石の一つになりますのでお早目の査定をお勧めいたします。
お気軽にお問い合わせくださいませ、スタッフ一同心よりお待ちしております。