ダイヤモンドの輝きは美しく、宝石の中でもトップクラスの人気を誇っています。高価なダイヤモンドだけに、偽物も多く存在しています。ガラスを使用した模造品も多く出回っており、騙される方もいるのです。とは言っても、ダイヤモンドとガラスには違いがあります。ルーペを使えば、肉眼でも十分ダイヤモンドかガラスなのか確認することが可能です。しかし、ルーペをわざわざ購入するのは面倒でしょう。実は、ルーペなどを使わずに本物のダイヤモンドなのか確認することもできます。息を吹きかけたり、ガラスを使用したりすることで、本物のダイヤモンドかガラスなのか見分けることが可能なのです。そのため、不安な方は、自分の持っているダイヤモンドが本物なのか見極めてみてください。それでも本物なのか心配な方は、鑑定士に本物なのか鑑定してもらうのがおすすめです。
ダイヤモンドとガラスを見分ける方法!
息を吹きかける!
ダイヤモンドとガラスを見分ける方法としては、息を吹きかける方法があります。本物のダイヤモンドだった場合、表面が曇ってもすぐに透明に戻ります。これは、ダイヤモンドの熱伝導率によるものです。本物のダイヤモンドは熱伝導率が高いという特徴を持っています。そのため、息による熱も瞬時に消えてしまい、表面が曇らないのです。比較的簡単に本物なのか確認することができる方法なので、ぜひ試してみてください。
ガラスでキズつける
ガラスを使って傷をつける方法で、ダイヤモンドかガラスなのかを見分けることができます。知っての通り、ダイヤモンドの硬度は硬いことで有名です。実際にモース硬度は最高の10となっており、自然界で最も硬いとされているのです。そのため、本物のダイヤモンドなら、ガラスで擦ってもキズつくことはありません。ですから、本物のダイヤモンドなのかは、ガラスで擦ってキズつけることで、チェックすることができるのです。もし擦ってキズがついた場合は、ガラスの可能性があるでしょう。
油性ペンで書いてみる!
油性ペンを使って、本物のダイヤモンドなのかガラスなのかをチェックすることができます。ダイヤモンドには親油性があります。親油性とは、油分が馴染みやすい性質のことです。そのため、本物のダイヤモンドなら油性ペンで色を付けることができるのです。逆に言えば、偽物なら油分を弾いてしまい、油性ペンで色を付けることはできません。簡単にできる方法ですが、もし本物のダイヤモンドだったときにリスクがあります。そのため、この方法でダイヤモンドなのかガラスなのかをチェックするのは、やめておくべきでしょう。
ダイヤモンドの模造品はガラスだけではない!
ダイヤモンドの模造品について
ダイヤモンドの模造品は、ガラス以外にも多く存在しています。なかでも、ダイヤモンドの模造品に使用されるのがモアッサナイトです。モアッサナイトの特徴は硬さにあります。モアッサナイトのモース硬度9.5であり、ダイヤモンドに近い硬度を持っているのです。その硬さから、ダイヤモンドと間違えることもしばしばあるのです。しかも、モアッサナイトは本物のダイヤモンドと思われていた時期もあります。ちなみに、モアッサナイトは自然界にも存在するもごくわずかであり、ほとんど人工的に作られた合成石です。また、キュービックジルコニアもダイヤモンドの模造品に使用されます。非常に似ているため、キュービックジルコニアの模造品でも騙される方が多くいるのです。
人工ダイヤモンドは模造品?
ダイヤモンドの模造品は、ガラスやモアッサナイト、キュービックジルコニアなどが使用され作られます。そこで気になるのが、人工ダイヤモンドもまた、模造品となるのかです。文字通り、人工ダイヤモンドは人工的に作られたダイヤモンドとなっています。成分はダイヤモンドと同じであり、ある意味では本物と言っても問題ありません。ただ、やはり天然のダイヤモンドとは違います。価値も天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドでは、大きく異なっているのです。そういった意味では、人工ダイヤモンドが微妙なところであり、模造品と本物の中間と言ったところでしょうか。しかし、人工ダイヤモンドの品質は向上傾向にあり、今後は人工ダイヤモンドも宝石としての地位を高めていく可能性はあります。そのため、人工ダイヤモンドにも注目してみてください。
まとめ
ダイヤモンドは模造品が多く存在しており、自分が持っているダイヤモンドが本物か気になる方もいると思います。そんなときには、息を吹きかけたり、ガラスで擦ってキズつけたりして、本物なのか確認してみてください。それでも心配な方は、鑑定士に依頼するのがおすすめです。ダイヤモンドの模造品として使用されるのは、ガラスやモアッサナイト、キュービックジルコニアなどが挙げられます。いずれもダイヤモンドに似ている部分があるため、騙されてしまうことがあるのです。また、人工ダイヤモンドが模造品なのかは微妙なところです。ただ、人工ダイヤモンドの技術は向上しており、品質が高まっています。そのため、今後は人工ダイヤモンドが本物並みに評価されるようになるかもしれません。人工ダイヤモンドにも注目です。
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