象牙買取実績 一本牙 15kg
お客様情報
お客様: O様
所在地: 宮城県
年齢: 70代男性
買取方法:出張買取
売却品: 象牙一本牙 15kg
買取を依頼した理由
昔、骨董屋で買った一本象牙をホームページ等を見て、象牙の買取に力をいれていそうなので出張査定をお願いしました。
サイトの買取例等見ていてもちゃんとした査定をしてくれているし、象牙に関する知識もよく書いてあるので、お願いしました。
買取価格
買取金額 ¥550,000-
査定したポイント
今回は宮城県に象牙一本物をみてほしいと依頼を受けましたので出張に来ました。
象牙の査定で最初に見るポイント、まずは何でもそうなんですが、本物かどうかです。
当り前じゃないかなんて思う人もいるかもしれませんが、これが結構大変ですし一番重要です。
時計ではロレックスや、バッグではエルメス、ルイ・ヴィトン等、高値で取引されるものにはコピー商品が付き物です。
目利きの仕方が広まるにつれて、コピー商品の質も高くなっていきます。
コピー商品の査定金額は0なので、こういった商品を買い取ってしまったり、買ってしまうとどうにもならないので、やはり真贋は査定にとって最も重要なポイントではないかと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、最初に見るべき象牙の真贋ポイントについてです。
まず見るべきところは象牙特有の「縞目」です。象牙全体を見てみると横に線か筋のようなものがはいっているのが確認できます。
磨いてある象牙ではよく確認できるので、人工的なものかどうかよく確認をします。
磨いていない象牙では確認しづらい物もありますので、そんな時は切断面を確認します象牙の根元の切り口には縞目が交差している模様があります。
これを確認します。
コピー物には人工的な木目をコピー機でコピーして貼り付けた感じの物が多いので、あまり知識がない人でもちょっとおかしいなときづけるはずです。
本物かどうかを確認できたら次は、象牙の切り口に蓋がしてあるかどうかです。
象牙は主に高級素材として取引されることが多いので、重さや大きさでの査定がほとんどです。
そのため、象牙の切り口から空洞に砂や砂利を入れて重量を増して値段をつりあげて売っていた業者もいましたので。
蓋のある象牙は蓋を外して確認してみないと、大きな金額の差が出てしまいます。
蓋を外すのが嫌なのであれば外側を叩いてみて軽い音がするか重い音がするかで判断もできます、ですが確実な方法ではないので最終的にはやはり蓋を外し確認することをお勧めします。
さてここまで問題なく査定出来たらあとは登録票があるかの確認です。
1998年頃ワシントン条約により一本物象牙には登録票の申請が義務付けられました。
これにより、登録票のない象牙は売ったり買ったりすることが出来なくなりました。
なので、登録票があるかしっかり確認をしなければなりません。
あれば問題なくそのまま買い取って問題ないのですが、ない場合は自然環境センターが発行している登録票をとる必要があります。
お客様に申請していただき。その後買取という流れになります。登録完了後はきちんと重さ大きさを図り相場を見て査定完了です。
象牙買取 まとめ
今回のお客様の象牙ですが、蓋もなく縞目模様もしっかり確認できました。
問題なく本物の象牙でした。
用意した体重計で象牙の重さを確認してメジャーで大きさを図kg単価で計算させていただきました。お客様は買った時より値段は下がるか・・・とがっかりしたけれど、「当たり前か」とよくご理解のあるお客様でご納得していただきお売りいただきました。
ありがとうございました。
またのご利用お待ちしております。