宝石買取実績 ルビー リング(非加熱) Pt900 2.87ct
お客様情報
お客様: H様
所在地: 東京都
年齢: 30代
買取方法:店頭買取
売却品: ルビーリング(非加熱) Pt900 11.2g 2.87ct D1.21ct
ルビーリング(非加熱)買取を依頼した理由
今回、ルビーリング(非加熱) Pt900 11.2g 2.87ct D1.21をお買取りさせていただいたH様は30代の若い女性の方でした。
こちらのルビーリングはお母様にいただいたとのことでしたが、デザインが自分の好みと合わないということで売れたらラッキー、というような軽い気持ちで弊社ラフテルにお持ちいただくことになったようでした。
お母様はこちらのルビーリングを購入されたときはかなり高くで購入したとのことで、譲り受けた時は大事にしてね。
と言われたそうですがこれから先も身に付けることもないので。
売れたらそのお金で家族旅行の足しにでもなれば、ということでお持ちいただき結果的にかなりのお買取り価格になりとてもびっくりされておられました。
買取価格
ルビーリング(非加熱)買取金額 ¥487,000-
ルビーリング(非加熱)査定したポイント
今回お買取りさせていただいたルビーリングは非加熱(人工的な加熱処理を行っていない)のルビーとメレダイヤのリングになります。
ルビーは現在市場に出回っている95%のものが人工的な処理がされています。
それだけ非加熱のルビーは希少価値があるということです。
加熱処理とは、宝石を加熱することで、その宝石が本来備えている色を引き立たせる人工処理方法を言います。
なぜ加熱処理を行うかというと採掘されるルビーの原石の結晶そのものが美しいものが少ないため、昔から市場の需要を満たすために加熱されてきたということです。
今回お買取りさせていただいたルビーリングは非加熱でしたので今回のお買取り金額になりました。
H様は弊社にお持ちいただいた時は全く石に値段が付かないものだと思っていらっしゃったので、今回の金額を聞いた時は驚きを隠しきれていませんでした。
弊社ラフテルでは1つ1つしっかりと査定させていただいておりますのでご処分をお考えの方がいらっしゃいましたら一度お問合せください。
ルビーリング(非加熱)買取 まとめ
今回は加熱処理と同じくらい人口的処理がされている含侵処理をしたルビーはどのように判断するか少しお話したいと思います。
基本的にルーペや顕微鏡で見ないと確認できないのですが、ポイントとして3つご紹介します。
1つ目は表面のキズです。
ルビーの表面に亀裂の様な傷が無数にあるものもあります。
これは、本来商品価値のない様な天然ルビーに鉛ガラスを浸み込ませる処理(含浸処理)を行い透明度の改善を行った際に、傷が埋まり切れていない等の理由です。
もともと傷が多いルビーは含浸処理がしやすいです。
そして、当然ですが傷が多くて透明度もなければ価値がないので、透明度や外観の改善を行う事が多いです。
長年使用して表面に付いた傷とは見え方が全く違います。
2つ目に透明感がない。
です。
顕微鏡で見るとルビーの色が「モヤッと」した感じに見えます。
何だかくもっている様な、白く濁っている様な、そんな感じです。
この様に透明感がない(モヤッと感)があるものは含浸処理されたルビーです。
この白く濁ったものが鉛ガラスを溶かしたものです。
3つ目に青から紫色の不自然な光の効果(フラッシュ効果)です。
ペンライトや蛍光灯にあててルビーをみると青色や紫色がところどころ見えます。
これをフラッシュ効果といいます。
通常のルビーには、しばしば加熱による残留物が内部のキズや表面の傷に見られることがありますが、これらは屈折率がルビーよりはるかに低くフラッシュ効果が見られることはありません。
このフラッシュ効果が起こる原因には内部のキズや表面のキズに鉛ガラスが残っている為で、ルビーと鉛ガラスの屈折率の違いから起こる現象です。
この様な色が見えたら鉛ガラスの処理をされているので含浸処理となります。
以上3つのポイントをご紹介させていただきました。少しでも皆様のお役にたてば光栄です。