宝石買取実績 サファイア リング Pt900 1.0ct
お客様情報
お客様: S様
所在地: 埼玉県
年齢: 60代
買取方法:店頭買取
売却品: サファイアリング Pt900 4.8g 1.0ct D0.50
サファイアリング買取を依頼した理由
この指輪は、お客様ご自身でジュエリー店にいって買ったものらしいです。
購入したのは、いまから20~30年ぐらい前のことだったので、バブルの絶頂期だったので、かなり値段がたかかったようです。
ほんとうは、この指輪を使わなくなってから10年ぐらいたっているので、買取店に売りにいきたいと考えていたらしいのですが、購入したときの金額のことを考えると、なかなか行動に移せなかったらしいのです。
娘さんにあげようとしたらしいのですが、このようなデザインの指輪は使用しないということで、いらないと言われたらしいです。
そんなとき、娘さんから使わないなら何処かに売りにいったらと言われたらしく、ようやく踏ん切りが付いたようです。
それと、バブル期に購入した指輪が、どのくらいの価値があるのか知りたいと考えていたこともあり、今回、いい値段だったら売ろうと考えているようでした。
買取価格
サファイアリング買取金額 ¥23,000-
サファイアリング査定したポイント
ブルーサファイアは、コランダムのなかに不純物が加わることで、深みのある青色になったり、豊富なバリエーションのカラーサファイアが各地で産出されているようですが、やはり、宝飾品として多用されているのがブルーカラーのコランダムです。
おそらく、このサファイアは、加熱処理をされたあとに宝石がほんらい持っている色合いを引き出されたあとに加工されたモノで、内包物が熱によって分解されているので、ルチルの針状の線があまりみえませんでした。
そして、濃いめのブルーでところどころ黒みがあるので、これは青インキ色と呼ばれているオーストラリア産のサファイアの特徴がでているようです。
ここの産地で採掘されるサファイアは、鉄分をおおく含んだコランダムが多いので、透明度があまりなく暗みのある青色になることがあります。
そのため一般の市場では、サファイアのカラーランクが低めで、比較的に低額で取引されているサファイアになります。
なぜ、このようなサファイアが当時、高額に販売されていた理由は、いくつか考えられますが、そのひとつの要因として、その時期の景気に左右されやすいのが宝飾品です。
なので、景気が停滞して市場規模が縮小傾向になりつつある時代では、比較的に宝飾品は値下がり傾向にあるようですが、経済の安定成長期にあった80年代後半から90年代初頭にかけて、国内では消費の過熱があったので、どのような宝飾品であったとしても値段を付けることができたのかもしれません。
やはり、当時、値段が高かった指輪であったとしても、実際のサファイアの価値をみていくと、市場で低額に取引されているカラーランクの低いサファイアなので、1.0ctあったとしても、お値段はあまり付かないモノになってしまいます。
そして、脇石のメレダイヤの内包物と小さなキズが見受けれますので、0.5ctあったとしても、それほどお値段が付くことがありません。
あと、プラチナリングのお値段を入れると、このお値段が妥当だと思われます。
サファイアリング買取 まとめ
ブルーサファイアは、その神秘的で高潔な色合いから、古代から世界の交易品として活発に取引されていたようです。
そのためサファイアの採掘は、歴史が深いようで、さまざまなバリエーションのコランダムが取り出されていたようです。
現在では、サファイアの色味を表現するとき、高級品をさす色合いのことを、コーンフラワーブルーとか、ロイヤルブルー、カワセミブルーといわれています。
これらのサファイアは、カシミール、ミャンマー、スリランカなどの鉱山で採掘されているようです。
これらの産地で採れるサファイアは、カラーランクがたかく高額で取引されているサファイアになりますが、オーストラリアで大量に採掘されているインクブルーと呼ばれているサファイアは、市場では低額取引されている宝石になります。
インクブルーは、濃紺過ぎることから透明度があまりなく、若干、黒っぽくみえるためカラーランクは低めです。
サファイアの評価ポイントとしてあげるならば、ブルーカラーの色味がどのようにみえるかによって、宝石の価値が決まってきます。