こんにちは。ラフテルです。
今回は日本刀を買取させていただいたのでご紹介したいと思います。
【買取商品】
日本刀とは一般的に反りがあり刀身の片側に刃が付いているものを差しますが、ご存じのように古来より武器として使用されてきました。
そして権力の象徴としての役割もありました。
現在では武器としての使用は当然禁止され、登録されていない刀を持ち歩くだけでも銃刀法違反で捕まってしまいます。
そのため現在、日本刀は価値の高い美術品としての役割を担っております。
今回お買取りさせていただいたお品物はこちらの脇差になります。
脇差とは一尺(30.3㎝)~二尺(60.6㎝)の長さの刀の事を言います。
武士は刀を2本携えていましたが、そのうちの短い方を脇差と呼びます。
長い方の刀のことは本差と言います。長さはだいたい70~80㎝ほどの物が一般的です。
今回の脇差は約51㎝ほどの刀身となります。
【査定額】
こちらの脇差は¥30,000の査定額にてお買取りさせていただきました。
かなり高額での買取となり、お持ちいただいたお客様にも大変ご満足いただきました。
【どのような脇差が高くなる?】
まず売買されている刀、所持が認められている刀には登録証というものが必ず付いております。
この登録証がないモノはいかなるものも売買する事も所持する事も出来ません。
中には自宅を整理した際に登録証のない刀が出てくる事もあるかもしれません。
ただその際は慌てずに、まずは発見した地域を管轄している警察署に届け出を行います。
その後「発見届出済証」が交付され、お住いの都道県教育委員会に申請をします。
登録審査委員による鑑定結果を待ち、登録基準を満たしていれば登録証が晴れて交付され公に所持することができます。
もし登録を希望しない、もしくは家に置いておきたくないといった場合は警察署に届け出ることで廃棄の手続きも行ってもらえます。
どちらにせよ未登録の際は速やかに警察署に連絡しましょう。
上から順に鞘、刀身、左下から柄、切羽、鍔(つば)、切羽、 はばきと呼びます。
それぞれの状態をよく見ながら評価していきます。
刃の状態も見ていきます。
錆や刃こぼれなど傷の状態を見ながら査定を行なっていきます。
こちらが登録証となります。
登録された地域、番号、種別、長さ、反り、目くぎ穴の数、銘文と登録された日付が記入されています。
ここで本題となりますが、高く売れる脇差とはどういったものかご説明していきたいと思います。
まずは刀の全般的に言えることですが状態です。手入れがされていないと経年劣化により錆が全体的に出てしまいます。刃こぼれがしていないかということも大変重要です。
そして何より銘がある日本刀かどうか、そこは特に重要なポイントとなります。
登録証の銘の欄にもし名前が入っていれば高額となる可能性が高くなります。
ご自身でお持ちの登録証を一度ご覧になってみてください。期待できるかもしれません。
ただ仮に無銘のお品物でも諦める必要はありません。
実は無銘のものでも品質の良い刀は数多くあります。
品質次第では大変高値で高額されるお品物もありますので、まずは一度専門店に問い合わせてみるといいでしょう。弊社でも刀の買取は力を入れておりますのでご連絡お待ちしております。
そしてもうひとつ、高値が付くポイントがございます。
それは「大名登録」です。
大名登録とはなんぞやと思うかもしれませんので、まずは刀の登録制度が始まりをご説明したいと思います。
日本は太平洋戦争にて敗戦、その後武装解除のため民間人の武器の提出を求め警察による刀狩りが行なわれました。
昭和26年になると文化財保護委員主導のもと刀剣類や銃などの登録制度が始まりました。
しかし武装解除に従わず武器を隠し持っていた事で軍事裁判にかけられるのではないかというデマが出回ったことで、なかなか登録する人はいませんでした。
そこでまず元大名家に登録をお願いすることとなりました。
その大名家が登録を始めた昭和26年からの登録証の3ケタのものは元大名家が所持していた品物と言うことで大変高値で取引されるようになりました。
今では保存状態から初期に登録されたぼろぼろの刀も存在しますが、それでも高値が付く傾向にあります。
そのような事から初期に登録された刀剣類は「大名登録」と呼ばれます。
ご自宅にある登録証をぜひ確認してみてください。
登録番号がもし3ケタならものすごい価値のあるお品物かもしれません。
以上、高額となるポイントをいくつか挙げさせていただきました。
【まとめ】
ご自宅に眠っている刀剣類はございませんか?
ラフテルでは刀や槍、薙刀、甲冑や兜などを買取強化しております。
処分に困っているお品物ございましたらまずは弊社までご連絡ください。
精一杯の査定額をお付けいたします。
出張査定のご相談もお気軽にご連絡ください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。